郷に入りては・・・。 ( 4 / 4 ) [旅]
最終日も相変わらずいいお天気。
朝から暑いです。
この日は、空港に向かう前に
フリヒリアナ ( Frigiliana )という村 へ。
フリヒリアナはアンダルシア地方に点在する
白壁が続く「白い村」の一つ。
確かに村中どこに行っても
真っ白な壁・壁・壁。
まるで映画のセットのようです !
綺麗すぎて、人が普通に生活している
というのが信じられません・・・。
やはり人気があるらしく
シーズン・オフだというのに
町の駐車場には観光バスが
何台も停まっていました。
緩い上り坂に
階段が続くこの町の
荷物の運搬手段は
なんと、馬 !
長閑ですね~。
村の余りの美しさに
いいな~、こんな所に泊まってみたいな~ !
とはしゃぎながら、ぐるぐる辺りを散策していたら
いつのまにか、空港に向かう時間が迫っていたので
軽くランチを摂る事に。
海に近いので美味しいに違いない ! と
思いシーフードのスープと・・・
ガーリック・トーストを注文。
どちらも文句なしのおいしさ。
そして・・・スペインはどこに行っても
レストランの値段が安い !
嬉しい限りです・・・。
駐車場に向かう途中、
先程、町の上の方で見た馬に再会。
の~んびりと歩を進めていました。
***
毎日、「昼休み」に翻弄された今回の旅行。
午後の観光のゴールデン・タイムに
全ての施設が閉まってしまうので
時間が限られている観光客には
厳しいものがありましたが
何故かそれも、「まっ、こんなもんか。」
と気にならなくなるから不思議。
「郷に入りては郷に従え」というよりは
「郷に入ったら郷にすっかり馴染んだ」
という感じですかね~。
いずれにしても、今回の旅行で
ますますスペインが好きに
なった事は確かです・・・。
郷に入りては・・・。 ( 3 / 4 ) [旅]
さて翌朝、ホテルをチェックアウトして
照り付ける強い日差しの中を出発。
この日の目的地はこちら
Alcaudete城。
( 読み方がよく分かりません。すみません・・・。 )
お城に続く遊歩道には
犬を放し飼いで散歩させている
人がいる程、長閑な雰囲気。
長閑すぎる為か、こちらのお城
ホームページを探してもそれらしき物が
見当たらず、かろうじて見つけたページも
何だか意味がよく分からなかったのですが
取り敢えず、午前中に行けば
見学できるかな~と思いやって来ました。
しかし・・・ここで、こちらのお城には
ガイド付きでないと入場できない事が発覚 !
幸いにも、ちょうどツアーが始まるところ
だったので、そちらのグループに加わり
見学できる事に。
スペインの方々向けのツアーなので
解説は当然スペイン語。
案内の方が親切で合間に一生懸命
英語でも説明してくれましたが
あまりよく分からなかったので
許可を貰って自由に見て回る事にしました。
城内はどこも完璧に修復済み。
背後の山々と連なる風景を
見ていると、あぁ、昔もこんな
だったんだろうな~という
感動がこみ上げて来ます。
お城の周辺に広がる
オリーブ畑。
何だか、この3日間オリーブ畑ばかり
見ているような気がします・・・。
こちらは綺麗に残っていた
オリジナルの床 ( かな ? )。
模様が素敵。
帰る時には門を開けるので
声を掛けて下さいと案内の人に
言われていたので、帰りたい旨
伝えると、塔にはちゃんと上ったか
と念を押されました。
どうやら、自慢の塔のようです。
はい。ちゃんと上りました・・・。
最後に麓からお別れ。
とても綺麗なお城でした・・・。
再び、車を走らせていると
眼前に、頂きに雪化粧をした
シエラ・ネバダ山脈が見えてきました。
11月頃からスキーを楽しむ事ができるそうです。
やがて、この日の宿泊地、グラナダ ( Granada ) に到着。
丁度、お昼休みの時間帯でしたが
観光地なので多くのお店が営業中。
ここ数日間、お昼休みに翻弄され続けて
いたので、お店が営業していると
いうだけで嬉しい・・・。
グラナダといえばアルハンブラ宮殿ですが
昔、中は見学した事があるのでパスし
瀟洒な住宅地を通り抜け・・・
展望スポットから見る全景を楽しみました。
その後、展望スポットの正面に
素敵なカフェを見つけて
ふらふらと引き寄せられ・・・
予期せぬ休憩。
こちらのお店は本当に見晴らしが良く・・・
アルハンブラ宮殿を含む
眺望を楽しむ事ができました。
カフェでものすご~く
ゆっくりした後は・・・
坂を下って・・・
アラブ街へ。
土産物屋や・・・
カフェなど全てがアラブ風。
中にはこんなフシギな表示も・・・。
何はともあれ、色々な魅力が詰まった
グラナダの街。
何と、自転車でメリーゴーラウンドを回していた
お兄さん。
きっと、昔からこの場所にあるんでしょうね~。
何だかほのぼの・・・。
日暮れも迫ってきたので・・・
混み合う前に晩御飯。
こちらのお店は・・・
まぁ、平均的なお味でした。
タグ:Alcaudete城 グラナダ
郷に入りては・・・。 ( 2 / 4 ) [旅]
2日目は一般の入場が始まる10時にメスキータ (Mezquita) へ。
「メスキータ」はスペイン語でモスクという意味。
現在ではカトリックの教会として使われています。
印象的なアーチ型の柱が連なるメスキータ。
朝一番で入場したので
まだまだ人影まばら。
ゆっくりと見て回ります。
こちらが現在の教会の中心部。
先程とは雰囲気がガラリと変わります。
一般的なカトリックの教会も
綺麗で威厳があり素敵ですが
メスキータ独特の雰囲気も
素晴らしいの一言。
建物を出る頃には
次々と団体さんが到着し
内部は結構混みあっていました。
こちらは赦しの門と呼ばれる門。
くぐると罪が赦されるそうです。
う~ん、いったい何度くぐれば罪のない人に
なれるんだろう・・・。
折角ここまで来たので
メスキータの敷地内にある塔に
上ってみる事に。
案内付きでしか上る事が出来ず
一回の人数が決まっているとの事でしたが
まだそれほど混み合っていなかったので
15分後に入場可能なチケットを
購入出来ました。
時間が来たので入場。
皆んなでひたすら階段を上ります。
展望バルコニーに到着しました。
こちらからは・・・
メスキータの中庭の様子を見る事が出来ます。
整然と並んだ木々が綺麗。
見上げれば、頂上はまだ遥か彼方。
ここで終わりなのかな~と
思っていたら、10分後に
係りの人から
「上に行きますのでついて来て下さい。」
という案内を受け更に階段を上って・・・
四方に鐘の並ぶバルコニーに到着。
鐘はそれぞれ製造された年代が
異なり、レプリカの物もあれば、かなり古い年代の物もありました。
再び、係りの人の号令で
階段を上り・・・
もう一つ上のバルコニーに到着。
上に上がるにつれバルコニーの
面積も狭くなっていくので
人数制限の意味が良く分かります。
ここまで来るとかなり見晴らしが良く
遠くまで見渡す事ができます。
メスキータの全体像も。
ふ~ん、こうなっていたんですね。
なるほど~。
地上から見上げた時にはものすご~く
高い所にあった頂上の鐘も今は真近に。
傍らでは、どこかの国のテレビ局の人が
熱心に取材中。
再度、係りの人の号令で
ぞろぞろと階段を下り
無事 ( ? ) 地上に到着。
なかなか見ごたえがあって
楽しかったです。
続いて、こちらも観光名所の
花の小路 ( Calleja de las Flores ) に
行ってみました。
この小路からは、先程上ってきた塔が
良く見えます。
人気の写真スポットらしく
狭い小路には次から次へと
観光客がやって来ました。
午後からは再びドライブに出かけます。
途中、モントロ ( Montoro ) という名の
白い村を通り抜け・・・
町の一部が世界遺産に指定されている
ウベダ ( Ubeda ) に到着。
実は、この日もお城に行こうと
思っていたのですが、
丁度お昼休みの時間に
あたってしまった為、急遽
行先を変更した次第。
とはいえ、こちらの町も全体的に
お昼休みの真っ最中で、
レストランやカフェを除くと
ひっそりとしていて人通りも少なく
寂しい感じ。
数少ない、営業中だったお店。
壁のディスプレイがかわいい !
町はずれにあった駐車場からは
遥か彼方まで続くオリーブ畑を
一望する事が出来ます。
さて、こちらが世界遺産の一部
エル・サルバドール教会 ( Igresia del Salvador )。
当然 ( ? ) お昼休み中で中に入る事は出来ず。
しかし・・・教会がお昼休みって・・・
「もしその時間にどうしても懺悔したい人が
いたらどうするんだろう」などと
アホな事を考えてしまいました・・・。
再び、コルドバに帰還。
どの通りにも人が溢れて賑やかで
やっぱり、街はいいな~としみじみ。
お昼ご飯を食べ損ねたので
早めに晩御飯。
カフェが軒を連ね
賑わっている小路の奥に・・・
歴史のありそうなタヴェルナを見つけて
入ってみる事に。
とても雰囲気のいい店内で・・・
あっさり味なのにしっかりと出汁が利いた
サフラン・ベースの肉団子スープと・・・
マッシュルームのグリルと・・・
トルティーヤと・・・
コロッケを注文。
昨日に引き続き
どれもこれも美味しくて大満足。
帰り際に再び花の小路に立ち寄ってみると
昼間の喧騒が嘘のような静寂ぶり。
でも、夜に見るライトアップされた塔は
昼間よりも更に美しかったのでした・・・。
郷に入りては・・・。 ( 1 / 4 ) [旅]
10月の中旬、スペインの南部に行って来ました !
マラガ空港に降り立ち、レンタカーを借りて
走り始めます。
この辺りはオリーブの一大生産地らしく、
辺り一面途切れることなく
オリーブ畑が続いています。
ひたすら、北西に向かって走って行くと
突然、正面に、山の上に聳え立つお城が
目に飛び込んできました !
こちらは、アルモドバル ( Almodovar ) という名前のお城で
8世紀にアラブ人によって建てられたそうです。
立派ですね~。
麓の駐車場に車を停め、せっせと坂を上って
お城の正門前に到着。
ここからは遥か彼方まで見渡す事が出来
爽快な気分に。
・・・がここで、お城はお昼休み中で
30分待たなければいけない事が発覚 !
仕方ないので、辺りに放牧されている
羊などを眺めながらぼんやりと時間を潰します。
・・・と突然、羊たちが一斉に大移動を始めました。
どうやら、牧羊犬に誘導されている様子。
こんな場面に出くわしたのは初めてなので
とにかく面白くてひたすら羊たちの
動きを目で追っていました。
そうこうしているうちに、帰宅していたらしい
係りの人が車で現れ ( のんびりしてるな~ )
目出度く入場。
城内には、王様との謁見の間や監獄等が再現されていて
なかなか見ごたえがあります。
見晴らし台からの景色も抜群に綺麗 !
お城の中心部にあった
蔦の美しい広場。
雨がぱらついて来たので城内で雨宿り。
周りに遮るものが何もないので
雲の動きがよく分かります。
雨も止んだので、お城を出て坂を下っていると
先程の羊たちが再び移動中。
結構まめに動いている ( 動かされている ? ) ようです。
麓の駐車場に車を停めた時
駐車場の隅に座ってくつろいでいたおじさんたち。
ヨーロッパの南の方に行くと
平日の真っ昼間からくつろいでいるおじさんを
多々見かけるので、別段気にもしていなかったのですが・・・
実は羊飼いだったという事が判明 !
( 右側のおじさんは分かりませんが・・・。 )
お仕事中だったんですね 。
大変失礼しました~ !
車道にまで進出中の羊たち。
全部まとめるの大変だろうな~。
車に戻り、再び車上の人に。
走行中に、前回に引き続き
( しかし前回より大きな ) 虹を目撃 !
なんだか嬉しい・・・。
お天気も又良くなってきたし・・・
などど考えているうちに
この日の宿泊地、コルドバ ( Cordoba ) に到着。
コルドバは、いかにもスペインといった感じの風景と・・・
アラブ風の風景が上手い具合に混ざり合っています。
こちらは、かの有名なメスキータ ( の外壁 )。
う~ん、エキゾチック !
お腹が空いて来たので、晩御飯。
老舗のタヴェルナでなすのフライと・・・
コロッケと・・・
ビーフシチューを頂きました。
どれもびっくりする位美味しくて感動 !
は~、幸せ・・・。
食後に街中をぶらぶら散歩。
ライトアップされた橋を照らす満月がキレイ!
さて、そろそろホテルに戻りますか・・・。
又々、きままにドライブ。 ( 2 / 2 ) [イギリスの旅]
さて翌朝、食事をとる為、部屋を出て
エレベーター・ホールに行くと
何と、天井の壁の一部が思いっきり崩落していました !
落ちた壁の破片を見ると湿っていて、
そういえば、前の日の夜
お湯の出がものすご~く悪かったのは
漏水が原因だったのねと妙に納得。
しかし、そんな些細な出来事を覆す
すばらしい朝食が待っていました。
こちらのホテル ( というか殆ど B & B ) では
フル・ブレックファーストを提供していて
朝から本格的な食事に大満足。
満腹になり、張り切って
ホテルを出発。
途中、干潮ですっかり干上がった海岸線を眺めながら・・・
最初の目的地、カナーヴォン ( Caernarfon ) に到着。
カナーヴォンを含む北ウェールズ地方には古城が多く
今回はそれらを見学する為にやって来ました。
早速、カナーヴォン城へ。
朝早かったせいか、まだまだ人影もまばらです。
堅牢な城内には11月11日の英霊記念日に向け
戦没者を悼むポピーの造花が壁一面に飾られていました。
見晴らし台からは眼前に迫る海と・・・
背後に迫る山の両方を見渡す頃が出来ます。
このお城を攻め落とすのは難しそう・・・。
お城だけでなく、可愛らしい建物が
立ち並ぶ町中も魅力的なカナーヴォン。
日曜でお休みのお店が殆どでしたが、
ウィンドーを眺めているだけでも楽しい !
お城の目の前にある港に行ってみました。
丁度、マラソン大会が開催されていて
歩いていると、横を何人ものランナーが
駆け抜けていきました。
下から見上げるお城も素敵。
町中にあったお店。
右上の英語の表示でかろうじて
お肉屋さんと分かりましたが、
う~ん、ウェールズ語は難しい・・・。
続いて車で30分程の距離の
ボーマリス城 ( Beaumaris Castle ) へ。
カナーヴォン城に比べると小ぶりですが
こちらも、とても綺麗なお城です。
城内にあった注意表示。
右端は、鳥に襲われる事もある ( !!! )
って意味なんでしょうか ???
恐ろしい・・・。
お城の本丸 ( ? ) をぐるりと取り囲む城壁の上の通路は・・・
人がすれ違うのがやっとの幅。
又、別の表示を発見 !
色々とキケンの多いお城のようです・・・。
こちらのお城も海の近くに建っているので、
城壁からの眺めはそれはそれは綺麗です。
お城のまん中には、綺麗に手入れされた芝に覆われた広場が。
お城を出た後、あまりにも綺麗だったので、
ふらふらと吸い寄せられるように
駐車場の先に広がる海岸へ。
地中海とは又違った海の美しさ。
又、夏に来てみたいです・・・。
海岸からのお城の眺め。
町の風景に溶け込みながらも
存在感があります。
お城の近くにあった小高い丘には
牛が放牧されていました。
何とものどかな風景。
再び車上の人となり・・・
大きな石造りの門の脇を通り抜けて・・・
コンウェイ城 ( Conwy Castle ) へ。
こちらのお城は高台に建っていて、
城内に入るまでに少し上ります。
というわけで、特に見晴らしが良く・・・
草を食む羊たちなども鳥瞰。
こちらのコンウェイ城も含め、
この日に廻った3つのお城は
いづれも世界遺産に登録されています。
どのお城も世界遺産に登録されるのが
納得の素晴らしさ。
帰る途中、ものすご~く久しぶりに虹を見ました。
この日はお天気も良かったし、
何かいい事あるといいな・・・。
又々、きままにドライブ。 ( 1 / 2 ) [イギリスの旅]
前回、とても楽しかった日帰りドライブに味を占め
翌々週末、ゆる~く計画を立てて
1泊分の用意をし、再び出かける事に。
最初に辿り着いたのは、ロンドンから北西に車で3時間程の
距離に位置する街、シュルーズベリー ( Shrewsbury )。
街中には中世の建物が数多く残り
しかも今なお、ちゃんと利用されています。
ふらりと入った教会には・・・
結婚式の準備がされていました。
清楚でいかにも結婚式にふさわしい飾りつけ。
綺麗 !
一見フツーの建物のこちらは・・・
昔ながらのワインの卸業者件ワイン・ショップ。
お店の奥に昔の作業場があり、古い道具が展示してありました。
ワインの種類も豊富で、この日の部屋飲み用にワインを購入。
裏通りにあった天井が傾いてしまう程
ものすご~く古そうなパブ。
お店の脇で中世風の衣装を着た
何かのアトラクションの係りの人が
すぱぁ~とタバコをふかしているのが面白かったです。
ぶらぶらと街中をそぞろ歩いた後は・・・
緩やかに続く美しい丘陵地帯を走り抜け
次の目的地へ。
到着したのは海辺の町スランドゥドゥノ ( Llandudno ) 。
何とも不思議な名前のこちらは、北ウェールズの
海沿いにある保養地で、「スランドゥドゥノ」は
英語ではなく、ウェールズ語。
海岸沿いには小ぶりで可愛らしい宿泊施設が遥か彼方まで
並んでいます。
今回はその中の1件に泊まる事に。
ホテル予約サイトから当日予約したにもかかわらず
海側の部屋を用意してくれました。
オーナーらしき男性は、かなりのご高齢で
ホテル自体もかなり年季の入った建物でしたが
室内はパリッと糊のきいたシーツをはじめ
隅々まで手入れが行き届いていて
きちんと管理されているな~という印象。
チェック・イン後、早速散歩に出かけます。
海辺には海辺の保養地にありそうな
土産物屋やゲーム・センターなど
由緒正しき ( ? ) お店が軒を連ねています。
あまりにも素朴でほほえましかったので
思わず撮ってしまった射的。
半月型に広がる浜辺。
真夏にはパラソルでびっしりと埋め尽くされそうです。
沖合には洋上風力発電所が。
確かにこの辺り、冬は風が強そう・・・。
町中にあった、ウェールズ語と英語が併記された案内。
う~ん、難しい・・・。
・・・とはいえ、全英どこでもパブは共通。
一休みでビールを一杯。
そうこうしているうちに日は暮れ・・・
夜が早いリゾート地ゆえ
夕食にフィッシュアンドチップスを食べた後は
早々にホテルに引き上げ、
昼間仕入れたワインを飲んだのでした・・・。
きままにドライブ。 [日帰り旅行]
天気予報の通りに晴れた週末、
日帰りでドライブに出かけました。
行先はロンドンから車で2時間ほど南に下った町、ライ ( Rye )。
曲がりくねった小路の続く小さな町には・・・
アンティーク・ショップをはじめとする
可愛らしいお店が沢山並んでいました。
町中には歴史を感じさせる古い建物も点在していて
その昔、魚市が立っていたと思しき
フィッシュ・マーケット・ロードという
名前の道もありました。
こちらも歴史のありそうなパブ。
とてもお天気がいいので、テラスの皆さん
気持ち良さそうです。
アンティークのお店が何件か
かたまっていたエリア。
人気があるのか、どのお店も
結構混みあっていました。
***
ここまで来たので、ついでに行こうと
次に立ち寄ったのがヘイスティングス(Hastings)。
海沿いのこの町はひと昔前に一大リゾートだったらしく
目抜き通りには色々なお店がぎっしりと立ち並び楽し気な雰囲気。
カフェやパブも数多くあり、どこも大盛況。
海岸沿いにはご覧のような小屋が立ち並び・・・
魚屋さんやレストランとして活用されていました。
上の魚屋さんの店番をしていた ( ? ) 男の子。
ミニミニ電車も走っていたし、遊園地もあったので
家族連れが多いのかな ???
帰る前に、お手洗いに入ったら
こんな看板が。
Loo Of the Year Awards
[ Loo ] はトイレの意味なので、「今年最も美しかったトイレ賞」
とでも訳すのでしょうか。
何かの冗談かな~とも思いましたが
気になったので調べてみると
ちゃんとホームページがあり
応募基準、評価基準共にかなり細かく分かれていて
何と、毎年、参加有料のパーティー付きの表彰式まで
行われていました。
たかがトイレ、されどトイレ。
奥が深い・・・。
***
・・・という訳でお天気も良く
美しい風景と面白い発見を
楽しんだ一日でした・・・。
オープン・ハウス。 [ロンドンで見つけたこと]
ロンドンでは年に一度、
歴史的建造物やデザイン性に優れた建築物の内部を
一般に無料で開放するオープン・ハウスという
イベントが行われます。
中には、通常は非公開の物や、有料の物もあり
人気のある建物で、事前予約が必要な物は
すぐに満員御礼になってしまいます。
とはいえ、当日ふらりと訪れることが出来る物も
沢山あるので、昨年に続き、今年も出かけてみました。
まずはこちら、バンケッティング・ハウス ( Banqueting House ) へ。
ルーベンスの天井画で有名なこちらには・・・
このようなユルーいクッションのイスが設置されていて
寝ころびながら心行くまで
ルーベンスを堪能できるようになっていました。
もちろん、私も拝借し、
ゆったりとルーベンスを楽しみました !
続いては、ギルド・ホール ( Guild Hall )。
こちらは、併設のギャラリーは通常開放されているものの、
ホールの方は、イベントで使われる事も多い為、
滅多に見られない印象が・・・。
オープン・ハウス期間中は終日見学可能
だったので行ってみました。
最初の写真に写っている、
グレート・ホールが一番有名な観光スポットなのですが、意外にも
その他にも色々と見どころがありました。
こちらは地下にあったイベント・スペース。
なかなかいい雰囲気です。
広々とした会議室には・・・
革張りの立派な椅子が整然と並んでいました。
エリザベス女王を描いた絵画が沢山飾られていたギャラリー。
その奥にはこんな古めかしく威厳のある雰囲気の部屋も・・・。
思いのほか時間を掛けてゆっくりと
見学してしまいました・・・。
続いてはビック・ベンで有名な・・・
国会議事堂 ( House of Parliament )。
こちらはやはり人気があり、20分ほど並びました。
平日は議席 ( 議会 ) の見学も可能ですが
週末なので、入口のホールのみの見学。
とはいえ、普段は予約が必要な国会議事堂に
ふらりと入れるなんて、嬉しい限りです。
***
この他、画家フレデリック・レイトンの
自宅を美術館として開放している、
レイトンハウス・ミュージアムにも足を伸ばしました。
こちらは、昨年見学した、外務省
( Foreign and commonwealth office )。
建物内すべてがものすご~く豪華で・・・
特にこの吹き抜けの部分は美術館と
見紛う程の美しさ。
こんな場所で働けるなんて羨ましいな~
と心から思ったのでした・・・。
晴れた日には・・・。 [ロンドンで見つけたこと]
9月中旬のものすご~くお天気の良かった日に
ふと思い立って郊外に出かけました。
行先はホーニマン博物館 ( Horniman Museum )。
ロンドン南部にある博物館です。
館内には世界中に生息する動物の剥製を集めた部屋や
世界中の楽器を集めた部屋などがあり・・・
ガラス張りの壁には一面に楽器が。
他にも特別展の部屋、水族館 ( 有料 ) などなど
なかなかの見ごたえ。
建物の奥にひっそりと佇んでいた温室。
今は使われていないようで、勿体ない !
博物館の正面、一番日当たりのいい場所には
素敵なカフェが。
のんびりとしたひと時を過ごす事ができそう。
博物館は公園の高台に位置し・・・
ロンドン中心部の高層ビルの眺望を楽しむ事ができます。
公園内の地図で、近くにもう一つ
ギャラリーのある公園を発見し、行ってみる事に。
この辺り一帯は、Green Chain Walk と呼ばれているらしく、
地図上にも緑地帯が沢山ありました。
かなり適当に歩いていたのに、ちゃんと目的地に辿り着いて
我ながら感心 ( いい加減だな~ )。
こちらはダリッジ ( Dulwich ) という名前の公園。
先程の公園よりも大規模で、負けず劣らず綺麗。
園内にはジム器具も完備されていて
かなり真剣にトレーニングする人の姿が・・・。
さらにずんずん進んで行き・・・
ダリッジ・ピクチャー・ギャラリー ( Dulwich Picture Gallery ) に到着。
とてもこじんまりとしたギャラリーですが、
プッサンの作品だけを集めた部屋があったり
ヴァンダイクやルーベンスなどの名作が揃っているので
一点一点じっくりと鑑賞していったら
結構疲れました・・・。
・・・というワケで、ギャラリーの前にあった
素敵なカフェでランチタイム。
あまりにもお天気が良く
気持ちのいい日だったので
ついつい白ワインを注文。
ああ、しあわせ・・・。
食後はカフェの前の公園を通り抜け、駅に向かいます。
道路脇の柵にひっそりと表示されていた駅へのみちしるべ。
どうやら、また別の公園内を通り抜けて行くようです。
しかし・・・丁度、中から人が出てきたので気が付いたものの
危うく通り過ぎるところでした。
もっと分かるように表示しておいてよ~。
と、心の中で文句を言いつつ歩いていましたが
こちらの公園もとても綺麗だったので、
機嫌を直し・・・
無事に駅に到着したのでした。
***
翌日、再びものすご~くお天気が良かったので・・・
フラム・パレス ( Fulham Palace ) に行ってみました。
フラム・パレスはロンドンの西部、
テムズ川の近くに建っている館です。
写真は敷地に隣接した古い建物。
館の敷地内には綺麗なお庭と・・・
温室がありました。
実を沢山付けたリンゴの木や・・・
敷地内で収穫された野菜を売る小さなワゴンも。
なかなか種類豊富です。
こちらがフラム・パレス。
内部には歴史を感じされる大広間や・・・
教会や・・・
昔の書斎を利用したと思しき売店もあり、とてもいい雰囲気。
更に、館内には落ち着いた雰囲気のティー・ルームも完備。
無料で見学するのが申し訳なく感じる程、素敵な空間でした。
カーニバル ! [ロンドンで見つけたこと]
前回、マドリッドから帰宅したのが、
かなり早かったので、ロンドンの夏の終わりの風物詩
ノッティングヒル・カーニバルに行ってみました。
日頃は交通量の多いウエストボーン・グローブ通りも
車の進入が規制されて、ひっそりとしています。
嵐の前の静けさ ???
カーニバルにお酒は付き物。
酔っ払いも多いので、カーニバルの通り道では
例年、この様に壁を保護する住宅や店舗が沢山有ります。
こちらのパブは壁を保護しつつ、ちゃっかり
テイクアウト用の窓口を設けていました。
スーパーのセインズベリーズもこの通り。
バリケード ( ? ) に書かれた落書き
( カーニバル期間中に勝手に書かれる)が
シュールです・・・。
いよいよパレードが始まりました !
この日は、お天気も良かったので
辺り一面、人・人・人。
露店や屋台も沢山出ていました。
もくもくと煙を上げるBBQの屋台。
中には、道路脇の自宅の庭で焼いた物を
販売しているお店 ( ? ) も。
ウイスキーの瓶を片手にそぞろ歩く女の子。
渋いな~。
公園内に設けられた特設ステージ。
・・・で歌っていたお姉さんたち。
歌がめっちゃくちゃ上手かったです !
普段はオシャレな感じのこの界隈も、
この日ばかりはがらりと雰囲気が変わり
カーニバル・モード一色になります。
パレードはますます華やかで賑やかになり・・・
カーニバルはクライマックスを迎えます。
そして・・・
宴の後には大量のごみが残され・・・
ごみ収集車の撤収と共にカーニバルも終わったのでした・・。