ふたたびマドリッド。( 3 / 3 ) [旅]
翌日、電車に乗り、朝日に照らされた荒野を走り抜け・・・
辿り着いたのは、アビラ ( Avila ) という町。
旧市街全体をぐるりと取り囲む城壁が有名で
こちらの町も世界遺産に指定されています。
何はともあれ城壁へ。
こちらの入口から上っていきます !
城壁の上部。
さすがに堅牢で立派ですね~。
眺めも最高 !
終わることなく続く城壁。
こんな壁に守られていたら、
万が一敵が攻めてきても
枕を高くして寝られそうです。
( さすがに無理 ??? )
この日は日曜日で、城壁の外のグランドでは
馬術競技が行われていました。
何だか平和~。
見た目も美しいアビラの城壁。
世界遺産になるのも納得。
城壁だけでなく、町全体もとても綺麗。
名残は尽きませんが、カフェでビールを一杯飲み
駅に向かいます。
素朴な駅舎。
中にはこれまた素朴なバルがあり
電車を待つ間、2人でワインを
それぞれ1杯ずつと、タパスを2品頼んで
お会計が数ユーロという
オドロキのお値段でした・・・。
マドリッドーアビラ間には高速列車はないので
2時間かけてゆっくり帰ります。
長閑な風景を眺めているうちにウトウト。
気が付くとマドリッドに到着していました。
***
マドリッドでは再びバル巡りに出かけます。
しかし、この日も初日と同じく
メゾン・デル・チャンピニョンと
ラ・カサ・デル・アエブロに行ったところで
ギブアップし、翌朝には帰宅と
悔いの残る結果になってしまったので
次回は是非、「朝からバル巡り」
にチャレンジしたいと思います・・・。
ふたたびマドリッド。( 2 / 3 ) [旅]
翌日、高速列車レンフェ ( Renfe ) に乗り・・・
荒野を走り抜け・・・
辿り着いた先は、ローマ時代の
水道橋で有名なセゴビア ( Segovia ) 。
紀元1世紀頃 ( ! ) に建てられたと言われている水道橋。
近代まで使われていたそうです。
真下に立つと、よくこんな立派な物を
造ったなぁという驚きと、未だにこんなにも
綺麗に保存されている驚きが同時に沸き起こります。
町の中心の広場の脇に階段があったので、上ってみました。
上った先にはいきなりの絶景 !
セゴビア・・・綺麗な町ですね~。
さすが、世界遺産。
続いて、小ぶりですがとても趣のある町中へ。
ぶらぶら歩いていると、大きな広場の前にある
立派なカテドラルに突き当たりました。
真っ青な空に、淡いクリーム色のコントラストが美しい !
カテドラルの脇を通り抜け更に先へ。
途中、振り返ると強い日差しに照り付けられたカテドラルが
ひっそりと佇んでいました・・・。
8月末とはいえ、まだまだ暑いセゴビア。
降り注ぐ水に花たちも嬉しそうに見えます。
手入れの行き届いた花壇の奥に・・・
堂々と聳え立つお城。
余りにも強い日差しに、屋根の瓦 ( ? ) が
ピカピカと光ってちょっと安っぽい
感じを醸し出していますが、
まぁそれは置いておいて・・・
中はとっても立派です。
( お城なので、当たり前か。)
展望バルコニーに出ると、辺りは一面
カルティーリャの荒野。
遥か彼方まで続いています。
翻って町の方角を見遣れば
連なる山々を後方に従えたカテドラルが。
絵になる風景です・・・。
再び町中に戻り・・・
こちらのお店でランチを食べる事に。
一見、地味~な感じですが・・・
お店の奥にはこんな素敵なテーブル席が !
ランチョン・マットとナプキンもお洒落で素敵でした。
最初に出てきたパン。
始めてお目にかかる形です。
この土地独特のパンなのかな ???
続いて、前菜のスープ。
辛そうですが、全然そんな事はなく
卵がアクセントになったとても美味しいスープでした。
メインはブタの炒め物。
セゴビアは豚が名物だそうですが、
確かに ! と頷く美味しさでした。
何故か気になった、セゴビアの町中でよく見かけた・・・
レストランの店舗の脇にくっついていたカウンター。
外で飲む人用のカウンター ?
注文窓口?
それとも、外のグラスを下げて置く場所 ?
謎です・・・。
セゴビアの名物料理は、
何と、生後間もないブタの丸焼き !
だとすると、先程食べたブタも・・・
う~ん、あまり考えないでおこう・・・。
などと考えながら歩いていたら
件のブタの丸焼きに遭遇 !
尾頭付き ( ? ) でなかなか迫力があります・・・
そろそろ帰りの電車の時間も迫ってきたので、
水道橋前から駅へ向かうバスに乗り・・・
定刻にやってきた電車で帰途につきました。
この日利用した、高速列車のレンフェ は本当に便利で、
在来線では片道2時間掛かるマドリッドーセゴビア間が
たったの30分 !
発着時間も正確だし、乗り心地も◎で言う事なしです。
マドリッドに戻り、前日に不完全燃焼だった
バル巡りに出かけました。
素敵なバルが軒を連ねる通りがあったので
その中の一件にふらりと入ってみる事に。
ちょっとレトロっぽい感じでまとめられた
素敵なお店でした・・・。
続いて、同じ通りの少し先にあったこちらのお店へ。
老舗の雰囲気が漂う落ち着いた店内でした。
その後、壁一面に貝殻がぶら下げられた
ムール貝専門のバル、ラ・リア(La Ria ) へ。
最初に白ワインを注文すると、巨大なお猪口のような
陶器になみなみと注いでくれました。
最初はベーシックにムール貝のニンニク・マヨネーズ掛け。
ぷりぷりで美味しいです !
貝の殻にムール貝ベースの詰め物をして焼いた一皿。
こちらもなかなか。
ついでに、スペインのバルの定番、パタタス・ブラバス
( フライド・ポテトにピリ辛ソースを掛けたもの)も頼んだら
お腹が一杯になってしまい
敢え無くギブアップ。
もう、1・2件、いや2・3件行きたかったのに
この日も残念な夜でした・・・。
ふたたびマドリッド。( 1 / 3 ) [旅]
昨年の8月に引き続き、今年も8月の終わりに
マドリッドに行って来ました。
今回予約したのは、一本裏通りにあるホテル。
とっても静かそうです・・・。
宿泊直前に改装が完了したらしい
こちらのホテル、さすがにどこもピカピカです。
全体的にモダンな感じ。
色調も私好み。
事前に希望を聞いてくれるので、
静かな部屋を希望したところ、
奥まった場所にある、本当にシーンと静かな
部屋を用意してくれました。
早速、街へ。
丁度、この時期ティッセン・ボルネミッサ美術館で
大好きなカラヴァッジョ展を開催していたので直行しました。
特別展なのに空いていて、
ゆっくりと絵画を鑑賞する事が出来、大満足。
続いて、靴のアウトレットのお店が集まる
アウグストフィゲロア通りに行ってみました。
夏休み中のお店も多かったのですが
何とか、スニーカーを一足購入。
中々お得なお買い物でした・・・。
街の中心、ソル広場では沢山のパフォーマーが
得意の芸を披露しています。
只、着ぐるみを着て立っている人もいれば、
こんな本格的な演奏を聴かせる人も・・・。
当然、大人気で彼らの回りには黒山の人だかりが。
そろそろお腹も空いて来たので、
マドリッドでのお目当ての一つ、
キノコ専門のバル、メソン・デル・チャンピニョンへ。
マッシュルームを鉄板で焼いて味付けした
シンプルなお料理ですが、
コレが本当に美味しい !
おかわりしたいのはやまやまですが、
次に備えてガマンガマン・・・。
・・・というわけで続いてやってきた、
今度はエビ専門のバル、ラ・カサ・デル・アブエロ。
確か去年も同じコースを巡ったような・・・。
名物料理、エビのアヒージョを頂きます。
具だけでなく、オリーブ・オイル自体にも
味がしみ込んでいてとても美味しいので
パンを浸して残さず頂きます。
お昼を食べ過ぎてしまい、
この日は2件でギブアップ。
嗚呼、残念 !!!
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