郷に入りては・・・。 ( 4 / 4 ) [旅]
最終日も相変わらずいいお天気。
朝から暑いです。
この日は、空港に向かう前に
フリヒリアナ ( Frigiliana )という村 へ。
フリヒリアナはアンダルシア地方に点在する
白壁が続く「白い村」の一つ。
確かに村中どこに行っても
真っ白な壁・壁・壁。
まるで映画のセットのようです !
綺麗すぎて、人が普通に生活している
というのが信じられません・・・。
やはり人気があるらしく
シーズン・オフだというのに
町の駐車場には観光バスが
何台も停まっていました。
緩い上り坂に
階段が続くこの町の
荷物の運搬手段は
なんと、馬 !
長閑ですね~。
村の余りの美しさに
いいな~、こんな所に泊まってみたいな~ !
とはしゃぎながら、ぐるぐる辺りを散策していたら
いつのまにか、空港に向かう時間が迫っていたので
軽くランチを摂る事に。
海に近いので美味しいに違いない ! と
思いシーフードのスープと・・・
ガーリック・トーストを注文。
どちらも文句なしのおいしさ。
そして・・・スペインはどこに行っても
レストランの値段が安い !
嬉しい限りです・・・。
駐車場に向かう途中、
先程、町の上の方で見た馬に再会。
の~んびりと歩を進めていました。
***
毎日、「昼休み」に翻弄された今回の旅行。
午後の観光のゴールデン・タイムに
全ての施設が閉まってしまうので
時間が限られている観光客には
厳しいものがありましたが
何故かそれも、「まっ、こんなもんか。」
と気にならなくなるから不思議。
「郷に入りては郷に従え」というよりは
「郷に入ったら郷にすっかり馴染んだ」
という感じですかね~。
いずれにしても、今回の旅行で
ますますスペインが好きに
なった事は確かです・・・。
郷に入りては・・・。 ( 3 / 4 ) [旅]
さて翌朝、ホテルをチェックアウトして
照り付ける強い日差しの中を出発。
この日の目的地はこちら
Alcaudete城。
( 読み方がよく分かりません。すみません・・・。 )
お城に続く遊歩道には
犬を放し飼いで散歩させている
人がいる程、長閑な雰囲気。
長閑すぎる為か、こちらのお城
ホームページを探してもそれらしき物が
見当たらず、かろうじて見つけたページも
何だか意味がよく分からなかったのですが
取り敢えず、午前中に行けば
見学できるかな~と思いやって来ました。
しかし・・・ここで、こちらのお城には
ガイド付きでないと入場できない事が発覚 !
幸いにも、ちょうどツアーが始まるところ
だったので、そちらのグループに加わり
見学できる事に。
スペインの方々向けのツアーなので
解説は当然スペイン語。
案内の方が親切で合間に一生懸命
英語でも説明してくれましたが
あまりよく分からなかったので
許可を貰って自由に見て回る事にしました。
城内はどこも完璧に修復済み。
背後の山々と連なる風景を
見ていると、あぁ、昔もこんな
だったんだろうな~という
感動がこみ上げて来ます。
お城の周辺に広がる
オリーブ畑。
何だか、この3日間オリーブ畑ばかり
見ているような気がします・・・。
こちらは綺麗に残っていた
オリジナルの床 ( かな ? )。
模様が素敵。
帰る時には門を開けるので
声を掛けて下さいと案内の人に
言われていたので、帰りたい旨
伝えると、塔にはちゃんと上ったか
と念を押されました。
どうやら、自慢の塔のようです。
はい。ちゃんと上りました・・・。
最後に麓からお別れ。
とても綺麗なお城でした・・・。
再び、車を走らせていると
眼前に、頂きに雪化粧をした
シエラ・ネバダ山脈が見えてきました。
11月頃からスキーを楽しむ事ができるそうです。
やがて、この日の宿泊地、グラナダ ( Granada ) に到着。
丁度、お昼休みの時間帯でしたが
観光地なので多くのお店が営業中。
ここ数日間、お昼休みに翻弄され続けて
いたので、お店が営業していると
いうだけで嬉しい・・・。
グラナダといえばアルハンブラ宮殿ですが
昔、中は見学した事があるのでパスし
瀟洒な住宅地を通り抜け・・・
展望スポットから見る全景を楽しみました。
その後、展望スポットの正面に
素敵なカフェを見つけて
ふらふらと引き寄せられ・・・
予期せぬ休憩。
こちらのお店は本当に見晴らしが良く・・・
アルハンブラ宮殿を含む
眺望を楽しむ事ができました。
カフェでものすご~く
ゆっくりした後は・・・
坂を下って・・・
アラブ街へ。
土産物屋や・・・
カフェなど全てがアラブ風。
中にはこんなフシギな表示も・・・。
何はともあれ、色々な魅力が詰まった
グラナダの街。
何と、自転車でメリーゴーラウンドを回していた
お兄さん。
きっと、昔からこの場所にあるんでしょうね~。
何だかほのぼの・・・。
日暮れも迫ってきたので・・・
混み合う前に晩御飯。
こちらのお店は・・・
まぁ、平均的なお味でした。
タグ:Alcaudete城 グラナダ
郷に入りては・・・。 ( 2 / 4 ) [旅]
2日目は一般の入場が始まる10時にメスキータ (Mezquita) へ。
「メスキータ」はスペイン語でモスクという意味。
現在ではカトリックの教会として使われています。
印象的なアーチ型の柱が連なるメスキータ。
朝一番で入場したので
まだまだ人影まばら。
ゆっくりと見て回ります。
こちらが現在の教会の中心部。
先程とは雰囲気がガラリと変わります。
一般的なカトリックの教会も
綺麗で威厳があり素敵ですが
メスキータ独特の雰囲気も
素晴らしいの一言。
建物を出る頃には
次々と団体さんが到着し
内部は結構混みあっていました。
こちらは赦しの門と呼ばれる門。
くぐると罪が赦されるそうです。
う~ん、いったい何度くぐれば罪のない人に
なれるんだろう・・・。
折角ここまで来たので
メスキータの敷地内にある塔に
上ってみる事に。
案内付きでしか上る事が出来ず
一回の人数が決まっているとの事でしたが
まだそれほど混み合っていなかったので
15分後に入場可能なチケットを
購入出来ました。
時間が来たので入場。
皆んなでひたすら階段を上ります。
展望バルコニーに到着しました。
こちらからは・・・
メスキータの中庭の様子を見る事が出来ます。
整然と並んだ木々が綺麗。
見上げれば、頂上はまだ遥か彼方。
ここで終わりなのかな~と
思っていたら、10分後に
係りの人から
「上に行きますのでついて来て下さい。」
という案内を受け更に階段を上って・・・
四方に鐘の並ぶバルコニーに到着。
鐘はそれぞれ製造された年代が
異なり、レプリカの物もあれば、かなり古い年代の物もありました。
再び、係りの人の号令で
階段を上り・・・
もう一つ上のバルコニーに到着。
上に上がるにつれバルコニーの
面積も狭くなっていくので
人数制限の意味が良く分かります。
ここまで来るとかなり見晴らしが良く
遠くまで見渡す事ができます。
メスキータの全体像も。
ふ~ん、こうなっていたんですね。
なるほど~。
地上から見上げた時にはものすご~く
高い所にあった頂上の鐘も今は真近に。
傍らでは、どこかの国のテレビ局の人が
熱心に取材中。
再度、係りの人の号令で
ぞろぞろと階段を下り
無事 ( ? ) 地上に到着。
なかなか見ごたえがあって
楽しかったです。
続いて、こちらも観光名所の
花の小路 ( Calleja de las Flores ) に
行ってみました。
この小路からは、先程上ってきた塔が
良く見えます。
人気の写真スポットらしく
狭い小路には次から次へと
観光客がやって来ました。
午後からは再びドライブに出かけます。
途中、モントロ ( Montoro ) という名の
白い村を通り抜け・・・
町の一部が世界遺産に指定されている
ウベダ ( Ubeda ) に到着。
実は、この日もお城に行こうと
思っていたのですが、
丁度お昼休みの時間に
あたってしまった為、急遽
行先を変更した次第。
とはいえ、こちらの町も全体的に
お昼休みの真っ最中で、
レストランやカフェを除くと
ひっそりとしていて人通りも少なく
寂しい感じ。
数少ない、営業中だったお店。
壁のディスプレイがかわいい !
町はずれにあった駐車場からは
遥か彼方まで続くオリーブ畑を
一望する事が出来ます。
さて、こちらが世界遺産の一部
エル・サルバドール教会 ( Igresia del Salvador )。
当然 ( ? ) お昼休み中で中に入る事は出来ず。
しかし・・・教会がお昼休みって・・・
「もしその時間にどうしても懺悔したい人が
いたらどうするんだろう」などと
アホな事を考えてしまいました・・・。
再び、コルドバに帰還。
どの通りにも人が溢れて賑やかで
やっぱり、街はいいな~としみじみ。
お昼ご飯を食べ損ねたので
早めに晩御飯。
カフェが軒を連ね
賑わっている小路の奥に・・・
歴史のありそうなタヴェルナを見つけて
入ってみる事に。
とても雰囲気のいい店内で・・・
あっさり味なのにしっかりと出汁が利いた
サフラン・ベースの肉団子スープと・・・
マッシュルームのグリルと・・・
トルティーヤと・・・
コロッケを注文。
昨日に引き続き
どれもこれも美味しくて大満足。
帰り際に再び花の小路に立ち寄ってみると
昼間の喧騒が嘘のような静寂ぶり。
でも、夜に見るライトアップされた塔は
昼間よりも更に美しかったのでした・・・。
郷に入りては・・・。 ( 1 / 4 ) [旅]
10月の中旬、スペインの南部に行って来ました !
マラガ空港に降り立ち、レンタカーを借りて
走り始めます。
この辺りはオリーブの一大生産地らしく、
辺り一面途切れることなく
オリーブ畑が続いています。
ひたすら、北西に向かって走って行くと
突然、正面に、山の上に聳え立つお城が
目に飛び込んできました !
こちらは、アルモドバル ( Almodovar ) という名前のお城で
8世紀にアラブ人によって建てられたそうです。
立派ですね~。
麓の駐車場に車を停め、せっせと坂を上って
お城の正門前に到着。
ここからは遥か彼方まで見渡す事が出来
爽快な気分に。
・・・がここで、お城はお昼休み中で
30分待たなければいけない事が発覚 !
仕方ないので、辺りに放牧されている
羊などを眺めながらぼんやりと時間を潰します。
・・・と突然、羊たちが一斉に大移動を始めました。
どうやら、牧羊犬に誘導されている様子。
こんな場面に出くわしたのは初めてなので
とにかく面白くてひたすら羊たちの
動きを目で追っていました。
そうこうしているうちに、帰宅していたらしい
係りの人が車で現れ ( のんびりしてるな~ )
目出度く入場。
城内には、王様との謁見の間や監獄等が再現されていて
なかなか見ごたえがあります。
見晴らし台からの景色も抜群に綺麗 !
お城の中心部にあった
蔦の美しい広場。
雨がぱらついて来たので城内で雨宿り。
周りに遮るものが何もないので
雲の動きがよく分かります。
雨も止んだので、お城を出て坂を下っていると
先程の羊たちが再び移動中。
結構まめに動いている ( 動かされている ? ) ようです。
麓の駐車場に車を停めた時
駐車場の隅に座ってくつろいでいたおじさんたち。
ヨーロッパの南の方に行くと
平日の真っ昼間からくつろいでいるおじさんを
多々見かけるので、別段気にもしていなかったのですが・・・
実は羊飼いだったという事が判明 !
( 右側のおじさんは分かりませんが・・・。 )
お仕事中だったんですね 。
大変失礼しました~ !
車道にまで進出中の羊たち。
全部まとめるの大変だろうな~。
車に戻り、再び車上の人に。
走行中に、前回に引き続き
( しかし前回より大きな ) 虹を目撃 !
なんだか嬉しい・・・。
お天気も又良くなってきたし・・・
などど考えているうちに
この日の宿泊地、コルドバ ( Cordoba ) に到着。
コルドバは、いかにもスペインといった感じの風景と・・・
アラブ風の風景が上手い具合に混ざり合っています。
こちらは、かの有名なメスキータ ( の外壁 )。
う~ん、エキゾチック !
お腹が空いて来たので、晩御飯。
老舗のタヴェルナでなすのフライと・・・
コロッケと・・・
ビーフシチューを頂きました。
どれもびっくりする位美味しくて感動 !
は~、幸せ・・・。
食後に街中をぶらぶら散歩。
ライトアップされた橋を照らす満月がキレイ!
さて、そろそろホテルに戻りますか・・・。
ふたたびマドリッド。( 3 / 3 ) [旅]
翌日、電車に乗り、朝日に照らされた荒野を走り抜け・・・
辿り着いたのは、アビラ ( Avila ) という町。
旧市街全体をぐるりと取り囲む城壁が有名で
こちらの町も世界遺産に指定されています。
何はともあれ城壁へ。
こちらの入口から上っていきます !
城壁の上部。
さすがに堅牢で立派ですね~。
眺めも最高 !
終わることなく続く城壁。
こんな壁に守られていたら、
万が一敵が攻めてきても
枕を高くして寝られそうです。
( さすがに無理 ??? )
この日は日曜日で、城壁の外のグランドでは
馬術競技が行われていました。
何だか平和~。
見た目も美しいアビラの城壁。
世界遺産になるのも納得。
城壁だけでなく、町全体もとても綺麗。
名残は尽きませんが、カフェでビールを一杯飲み
駅に向かいます。
素朴な駅舎。
中にはこれまた素朴なバルがあり
電車を待つ間、2人でワインを
それぞれ1杯ずつと、タパスを2品頼んで
お会計が数ユーロという
オドロキのお値段でした・・・。
マドリッドーアビラ間には高速列車はないので
2時間かけてゆっくり帰ります。
長閑な風景を眺めているうちにウトウト。
気が付くとマドリッドに到着していました。
***
マドリッドでは再びバル巡りに出かけます。
しかし、この日も初日と同じく
メゾン・デル・チャンピニョンと
ラ・カサ・デル・アエブロに行ったところで
ギブアップし、翌朝には帰宅と
悔いの残る結果になってしまったので
次回は是非、「朝からバル巡り」
にチャレンジしたいと思います・・・。
ふたたびマドリッド。( 2 / 3 ) [旅]
翌日、高速列車レンフェ ( Renfe ) に乗り・・・
荒野を走り抜け・・・
辿り着いた先は、ローマ時代の
水道橋で有名なセゴビア ( Segovia ) 。
紀元1世紀頃 ( ! ) に建てられたと言われている水道橋。
近代まで使われていたそうです。
真下に立つと、よくこんな立派な物を
造ったなぁという驚きと、未だにこんなにも
綺麗に保存されている驚きが同時に沸き起こります。
町の中心の広場の脇に階段があったので、上ってみました。
上った先にはいきなりの絶景 !
セゴビア・・・綺麗な町ですね~。
さすが、世界遺産。
続いて、小ぶりですがとても趣のある町中へ。
ぶらぶら歩いていると、大きな広場の前にある
立派なカテドラルに突き当たりました。
真っ青な空に、淡いクリーム色のコントラストが美しい !
カテドラルの脇を通り抜け更に先へ。
途中、振り返ると強い日差しに照り付けられたカテドラルが
ひっそりと佇んでいました・・・。
8月末とはいえ、まだまだ暑いセゴビア。
降り注ぐ水に花たちも嬉しそうに見えます。
手入れの行き届いた花壇の奥に・・・
堂々と聳え立つお城。
余りにも強い日差しに、屋根の瓦 ( ? ) が
ピカピカと光ってちょっと安っぽい
感じを醸し出していますが、
まぁそれは置いておいて・・・
中はとっても立派です。
( お城なので、当たり前か。)
展望バルコニーに出ると、辺りは一面
カルティーリャの荒野。
遥か彼方まで続いています。
翻って町の方角を見遣れば
連なる山々を後方に従えたカテドラルが。
絵になる風景です・・・。
再び町中に戻り・・・
こちらのお店でランチを食べる事に。
一見、地味~な感じですが・・・
お店の奥にはこんな素敵なテーブル席が !
ランチョン・マットとナプキンもお洒落で素敵でした。
最初に出てきたパン。
始めてお目にかかる形です。
この土地独特のパンなのかな ???
続いて、前菜のスープ。
辛そうですが、全然そんな事はなく
卵がアクセントになったとても美味しいスープでした。
メインはブタの炒め物。
セゴビアは豚が名物だそうですが、
確かに ! と頷く美味しさでした。
何故か気になった、セゴビアの町中でよく見かけた・・・
レストランの店舗の脇にくっついていたカウンター。
外で飲む人用のカウンター ?
注文窓口?
それとも、外のグラスを下げて置く場所 ?
謎です・・・。
セゴビアの名物料理は、
何と、生後間もないブタの丸焼き !
だとすると、先程食べたブタも・・・
う~ん、あまり考えないでおこう・・・。
などと考えながら歩いていたら
件のブタの丸焼きに遭遇 !
尾頭付き ( ? ) でなかなか迫力があります・・・
そろそろ帰りの電車の時間も迫ってきたので、
水道橋前から駅へ向かうバスに乗り・・・
定刻にやってきた電車で帰途につきました。
この日利用した、高速列車のレンフェ は本当に便利で、
在来線では片道2時間掛かるマドリッドーセゴビア間が
たったの30分 !
発着時間も正確だし、乗り心地も◎で言う事なしです。
マドリッドに戻り、前日に不完全燃焼だった
バル巡りに出かけました。
素敵なバルが軒を連ねる通りがあったので
その中の一件にふらりと入ってみる事に。
ちょっとレトロっぽい感じでまとめられた
素敵なお店でした・・・。
続いて、同じ通りの少し先にあったこちらのお店へ。
老舗の雰囲気が漂う落ち着いた店内でした。
その後、壁一面に貝殻がぶら下げられた
ムール貝専門のバル、ラ・リア(La Ria ) へ。
最初に白ワインを注文すると、巨大なお猪口のような
陶器になみなみと注いでくれました。
最初はベーシックにムール貝のニンニク・マヨネーズ掛け。
ぷりぷりで美味しいです !
貝の殻にムール貝ベースの詰め物をして焼いた一皿。
こちらもなかなか。
ついでに、スペインのバルの定番、パタタス・ブラバス
( フライド・ポテトにピリ辛ソースを掛けたもの)も頼んだら
お腹が一杯になってしまい
敢え無くギブアップ。
もう、1・2件、いや2・3件行きたかったのに
この日も残念な夜でした・・・。
ふたたびマドリッド。( 1 / 3 ) [旅]
昨年の8月に引き続き、今年も8月の終わりに
マドリッドに行って来ました。
今回予約したのは、一本裏通りにあるホテル。
とっても静かそうです・・・。
宿泊直前に改装が完了したらしい
こちらのホテル、さすがにどこもピカピカです。
全体的にモダンな感じ。
色調も私好み。
事前に希望を聞いてくれるので、
静かな部屋を希望したところ、
奥まった場所にある、本当にシーンと静かな
部屋を用意してくれました。
早速、街へ。
丁度、この時期ティッセン・ボルネミッサ美術館で
大好きなカラヴァッジョ展を開催していたので直行しました。
特別展なのに空いていて、
ゆっくりと絵画を鑑賞する事が出来、大満足。
続いて、靴のアウトレットのお店が集まる
アウグストフィゲロア通りに行ってみました。
夏休み中のお店も多かったのですが
何とか、スニーカーを一足購入。
中々お得なお買い物でした・・・。
街の中心、ソル広場では沢山のパフォーマーが
得意の芸を披露しています。
只、着ぐるみを着て立っている人もいれば、
こんな本格的な演奏を聴かせる人も・・・。
当然、大人気で彼らの回りには黒山の人だかりが。
そろそろお腹も空いて来たので、
マドリッドでのお目当ての一つ、
キノコ専門のバル、メソン・デル・チャンピニョンへ。
マッシュルームを鉄板で焼いて味付けした
シンプルなお料理ですが、
コレが本当に美味しい !
おかわりしたいのはやまやまですが、
次に備えてガマンガマン・・・。
・・・というわけで続いてやってきた、
今度はエビ専門のバル、ラ・カサ・デル・アブエロ。
確か去年も同じコースを巡ったような・・・。
名物料理、エビのアヒージョを頂きます。
具だけでなく、オリーブ・オイル自体にも
味がしみ込んでいてとても美味しいので
パンを浸して残さず頂きます。
お昼を食べ過ぎてしまい、
この日は2件でギブアップ。
嗚呼、残念 !!!
タグ:マドリッド
トスカーナの旅。 ( 3 / 3 ) [旅]
翌日は、いつ来ても、何度来ても魅惑的な街フィレンツェへ。
ホテルと駐車場の場所が離れていたので
駐車に少々手間取りましたが、何とか車を停め
まずはウフィツィ美術館に向かいます。
予約していった割にはチケットの受け取りに時間がかかるも
きちんと入館予定時間に入館する事が出来ました。
絵画だけでなく、建物自体も美しいウフィツィ美術館。
美術館の中を歩いているだけでとっても楽しい !
館内で一番の有名作品、ボッティチェリのヴィーナスの誕生
の前には黒山の人だかりが・・・。
もう一歩踏み出して近くで絵を見たい・・・
でも、皆さん絵の写真を撮っているので諦めました・・・残念 !
美術館の窓から見たアルノ川とヴェッキオ橋。
高い所から街全体を眺めるとレンガ色一色だけど、
この高さだと意外とカラフル。
一通り鑑賞した後は、ヴェッキオ宮へ。
宮殿の前には、ミケランジェロのダヴィデ像のレプリカが飾られています。
バランス的に、何となく頭部が大きいと思うのは私だけでしょうか?
下から見上げると丁度良く見えるように造られているのかな???
宮殿内の五百人広間。
確かに500人は優に入れそうな広さです・・・。
上階のバルコニーからは、美しい天井画をじっくりと鑑賞する事が出来て◎
ヴェッキオ宮を出た後
ちょっと一休みしたいな~と思いつつ
歩いていると、良さそうな感じのお店を発見 !
壁面側のカウンター席に落ち着きました。
それほど広くはないものの、とても雰囲気の良い店内。
ワインも、一緒に出してくれたチーズも美味しくて大満足 !
続いてヴェッキオ橋へ。
橋の両側にはジュエリー・ショップがずらりと軒を連ねています。
橋の上からの風景。
一旦ホテルに戻り、なかなかの
ヒットだったピッツェリアで食事した後・・・
ピッティ宮の中庭で開催されたオペラに出かけました。
この日の演目は椿姫。
主人公のビオレッタを映画「甘い生活」
の主演女優、アニタ・エクバーグになぞらえ
映画の撮影所がセットになっているという斬新な演出。
回りをぐるりと建物に囲まれているので、
音響もなかなか良く、楽しむ事が出来ました。
帰りに、アルノ川近辺をお散歩。
フィレンツェの象徴であるアルノ橋も
いつ見ても、何度見ても美しかったのでした・・・。
トスカーナの旅。 ( 2 / 3 ) [旅]
さて翌日、遙か彼方まで続く
ブドウ畑の中を走り抜け・・・
なだらかな丘の上に築かれた美しい町、
モンテプルチャーノに向かいます。
この日もホテルは城壁内。
・・・という訳で、前日の教訓を生かし、
一旦城壁の外に車を停め
ホテルの位置を確認してから進みます。
そろそろと城門をくぐり抜け
後ろを振り返ると・・・
幅の狭さに改めてびっくり !
幸い、ホテルの正面が駐車場になっていたので
早速、駐車しチェック・インの為、ホテルの中へ。
クラシックな雰囲気の素敵なホテルです。
ホテルの方が部屋を2つ見せて選ばせて下さいました。
なんて親切 !
迷わず2部屋続きの広い方を選択。
早速、散策に出かけます。
殆どが坂道のモンテプルチャーノの町。
こんなユニークな建物にもお目にかかる事ができました。
ぶらぶら歩きながらふと横を見ると
そこには、まるで額縁の中の絵の様に
見事なトスカーナの風景が !
吸い寄せられる様に、そのままふらふらと脇道に入ってみると
更に素晴らしい風景が広がっていました !!!
う~ん、感動・・・。
午後からは予約していたカンティーナ(ワイナリー)の見学へ。
こちらは16世紀から続く由緒あるカンティーナで、
この町の特産でもある、
ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ
というワインを造っています。
全てのワイン樽の天辺にはコルク栓の
代わりに謎のガラスの物体が・・・。
一体何だろうと不思議に思い、案内の女性に聞いてみると、
何と、これ、レオナルド・ダ・ヴィンチが
発明したワイン樽専用の栓なんだそうです。
未だに使っているとは・・・・おどろき !
旧式の樽だけでなく、最新式のタンクにも使われていた
レオナルド・ダ・ヴィンチの栓。
相当、優れものなんでしょうね~。
見学の後は、お楽しみの試飲。
4種類も試飲させてもらい、勧められるままに
もう1杯飲んだので、試飲とはいえ
段々いい気分になってきました・・・。
充実した品揃えの売店。
残念ながら今回はスーツケースを持ってこなかったので
ホテルでの部屋飲み用に、一番気に入った味の1本を購入。
見学の後は・・・
市庁舎にある塔に上ってみました。
360°何も遮る物のない・・・
文句なく美しい景色。
トスカーナが人気の旅行先なのも頷けます。
続いて別のカンティーナに行ってみると
こちらにもレオナルド・ダ・ヴィンチの栓が・・・。
気持ち良さそうにお昼寝しているネコちゃん。
平和度が一気に200%アップ !
町中の壁に飾られていたサーディンの缶のオブジェは・・
実はなかなかの大作。
折角トスカーナに来ているので、( 更に ) バルで軽く1杯。
坂の途中にあるこちらのお店は、
お隣とのテーブルの高さが違います。
こんなに坂が多くて曲がりくねった細い路を
器用に走り抜けて行く小型バス。
私には絶対に無理だな~。
城門の入口近くにあった共同の水汲み場。
皆さんわざわざ汲みに来ていたので、
特別に美味しいお水なのかな ???
町中にはワイン・ショップが沢山ありました。
カンティーナを兼ねているお店も多く、
中を覗いてみるとアーチ型の壁が
ずーっと奥の方まで続いていたりして
面白かったです。
夕食はダメもとで、とても人気があると言う
オステリアに行ってみました。
開店20分前にも関わらず、お店の前には結構な数の人が・・・。
いざ、開店の段になると、ほぼ全員が予約客だと判明。
テーブルも満席で、あきらめて他へ行こうとしていたら、
ダブル・ブッキングしていた人がいて、お陰で
テーブルが2つ空き、何とか店内に入る事が出来ました。
こちらのお店の名物はステーキで、
シェフが直接席までお肉を持ってきて、
説明してくれます。
しかし、とても食べられそうにないので・・・
名物のトリュフがこれでもかと
たっぷりとのっているベイクド・チーズと・・・
トリュフの風味豊かなパスタを食べ・・・
オーソブッコをメインにしました。
どれも本当に美味しくて、
改めて、お店に入る事が出来て
とてもラッキーだったなーとニンマリ。
町では、41° CANTIERE INTERNAZIONALE D’ARTE ( ← 読めない ! )
というフェスティバルの最中で、とある広場ではリハーサルの真っ最中。
本番も上手くいきますように !
いつの間にかすっかり日が暮れて、人影もまばらになってきました。
さて、そろそろホテルに戻りますか・・・。
トスカーナの旅。 ( 1 / 3 ) [旅]
イタリアのトスカーナ地方をぐるっとドライブしてきました。
ピサの空港に降り立ち、最初に向かったのはシエナ。
ホテルは旧市街の中にあるので、まずは街を囲む
城壁の内側に入ります。
城門の幅はご覧の通りの狭さでちょっとコワイ・・・。
門をくぐると、居住者以外の車での侵入を禁止する
ZTLの看板が。
きちんと届け出ないと後で罰金を払う羽目になります。
とろとろと進んでいくと、道幅が狭い上に、
ものすごーく歩行者が多い
通りに出てしまいました。
殆どが観光客で、皆さん、ウィンドー・ショッピングに夢中。
ヒヤヒヤしながら通り抜けると・・・
車の真正面に向かって
ぞろぞろと歩いてくる団体ツアーの集団が !
ひぇ~と思いながらすり抜け・・・
何とかホテルに辿り着き、ほっと一息。
いやぁ、人を轢いてしまいそうで怖かった・・・。
こちらは13世紀の修道院を改装した中庭が素敵なホテル。
テラス付きの素敵な部屋に案内されました。
車も停められた事だし、
早速街歩き開始。
まずは、街の核、ドゥオーモへ。
この日は本当にいいお天気で強烈な日差しがジーンズを通して
肌に刺さります。
暑い !
ドゥオーモの内部。
豪華ですね~ !
シエナはその昔、フィレンツェと肩を並べる程
栄えていたそうで、その片鱗を伺わせます。
ドゥオーモ図書館。
金箔を施した豪華な
中世の楽譜が展示してありました。
続いてカンポ広場へ。
巡礼のシンボル、ホタテ貝の形をした
この広場は、ゆるーく傾斜していて、
広場の中心が一番低くなっています。
年に2回7月と8月に、この広場の回りで
パーリオという競馬のような競技が行われ、
その時期には世界中から集まった観光客で
広場が埋め尽くされるそうです。
続いて、国立エノテカに行ってみました。
館内には、国中のワインを集めた資料館と・・・
気持ちのよいテラス付きのバルがありました。
当然、ワインを注文。
この地方のワインに多く使われているサンジョベーゼ。
濃厚な味で美味。
国立エノテカは、内部が公園になっている
かつての要塞の一角にあります。
園内には、ジョギングする人や・・・
設置されているトレーニング器具で
エクササイズする ( ? ) ちびっ子や
日光浴を楽しむ若者などなど
大勢の人がいました。
まだまだ日は高いですが、
お腹も空いて来たので晩御飯。
気軽な食堂で、意外と(失礼 ! )
盛り付けがお洒落だった前菜と・・・
ピーチ ( PICI ) というこの地方独特のパスタを頂きました。
このピーチ、ご覧の通り、ぶっとい麺で、
食感は正にうどん・・・。
いやぁ、ユニークです。
すっかり満足して食後にカンポ広場まで
ぶらぶら歩いて行くと、広場全体が
美しくライト・アップされていました・・・。