トスカーナの旅。 ( 2 / 3 ) [旅]
さて翌日、遙か彼方まで続く
ブドウ畑の中を走り抜け・・・
なだらかな丘の上に築かれた美しい町、
モンテプルチャーノに向かいます。
この日もホテルは城壁内。
・・・という訳で、前日の教訓を生かし、
一旦城壁の外に車を停め
ホテルの位置を確認してから進みます。
そろそろと城門をくぐり抜け
後ろを振り返ると・・・
幅の狭さに改めてびっくり !
幸い、ホテルの正面が駐車場になっていたので
早速、駐車しチェック・インの為、ホテルの中へ。
クラシックな雰囲気の素敵なホテルです。
ホテルの方が部屋を2つ見せて選ばせて下さいました。
なんて親切 !
迷わず2部屋続きの広い方を選択。
早速、散策に出かけます。
殆どが坂道のモンテプルチャーノの町。
こんなユニークな建物にもお目にかかる事ができました。
ぶらぶら歩きながらふと横を見ると
そこには、まるで額縁の中の絵の様に
見事なトスカーナの風景が !
吸い寄せられる様に、そのままふらふらと脇道に入ってみると
更に素晴らしい風景が広がっていました !!!
う~ん、感動・・・。
午後からは予約していたカンティーナ(ワイナリー)の見学へ。
こちらは16世紀から続く由緒あるカンティーナで、
この町の特産でもある、
ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ
というワインを造っています。
全てのワイン樽の天辺にはコルク栓の
代わりに謎のガラスの物体が・・・。
一体何だろうと不思議に思い、案内の女性に聞いてみると、
何と、これ、レオナルド・ダ・ヴィンチが
発明したワイン樽専用の栓なんだそうです。
未だに使っているとは・・・・おどろき !
旧式の樽だけでなく、最新式のタンクにも使われていた
レオナルド・ダ・ヴィンチの栓。
相当、優れものなんでしょうね~。
見学の後は、お楽しみの試飲。
4種類も試飲させてもらい、勧められるままに
もう1杯飲んだので、試飲とはいえ
段々いい気分になってきました・・・。
充実した品揃えの売店。
残念ながら今回はスーツケースを持ってこなかったので
ホテルでの部屋飲み用に、一番気に入った味の1本を購入。
見学の後は・・・
市庁舎にある塔に上ってみました。
360°何も遮る物のない・・・
文句なく美しい景色。
トスカーナが人気の旅行先なのも頷けます。
続いて別のカンティーナに行ってみると
こちらにもレオナルド・ダ・ヴィンチの栓が・・・。
気持ち良さそうにお昼寝しているネコちゃん。
平和度が一気に200%アップ !
町中の壁に飾られていたサーディンの缶のオブジェは・・
実はなかなかの大作。
折角トスカーナに来ているので、( 更に ) バルで軽く1杯。
坂の途中にあるこちらのお店は、
お隣とのテーブルの高さが違います。
こんなに坂が多くて曲がりくねった細い路を
器用に走り抜けて行く小型バス。
私には絶対に無理だな~。
城門の入口近くにあった共同の水汲み場。
皆さんわざわざ汲みに来ていたので、
特別に美味しいお水なのかな ???
町中にはワイン・ショップが沢山ありました。
カンティーナを兼ねているお店も多く、
中を覗いてみるとアーチ型の壁が
ずーっと奥の方まで続いていたりして
面白かったです。
夕食はダメもとで、とても人気があると言う
オステリアに行ってみました。
開店20分前にも関わらず、お店の前には結構な数の人が・・・。
いざ、開店の段になると、ほぼ全員が予約客だと判明。
テーブルも満席で、あきらめて他へ行こうとしていたら、
ダブル・ブッキングしていた人がいて、お陰で
テーブルが2つ空き、何とか店内に入る事が出来ました。
こちらのお店の名物はステーキで、
シェフが直接席までお肉を持ってきて、
説明してくれます。
しかし、とても食べられそうにないので・・・
名物のトリュフがこれでもかと
たっぷりとのっているベイクド・チーズと・・・
トリュフの風味豊かなパスタを食べ・・・
オーソブッコをメインにしました。
どれも本当に美味しくて、
改めて、お店に入る事が出来て
とてもラッキーだったなーとニンマリ。
町では、41° CANTIERE INTERNAZIONALE D’ARTE ( ← 読めない ! )
というフェスティバルの最中で、とある広場ではリハーサルの真っ最中。
本番も上手くいきますように !
いつの間にかすっかり日が暮れて、人影もまばらになってきました。
さて、そろそろホテルに戻りますか・・・。
2016-08-19 20:59
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