パリはいつも素敵。( 2 / 2 ) [旅]
翌朝、昨晩の喧騒がウソの様に静かな通りを抜け・・・
高速鉄道TGVに乗りシャンパンのふるさと、
ランス ( Reims ) へ。
とってもきれいな車内。
快適。快適。
途中、時速300km 以上でぶっ飛ばし・・・
満開の菜の花畑などを見ているうちに、
あっという間にランスに到着。
早速、シャンパン・カーヴに向かいます。
この日訪れたのは。マム ( G.H. Mumm ) というカーヴ。
F1の公式シャンパンに選ばれているとあって
館内には表彰台を模した展示が。
皆さん、台の上に立ち、記念撮影をしていました。
イメージ・ビデオを見た後、早速見学開始。
広大な敷地。
中で迷わないように、壁にはそれぞれの場所を示すプレートが。
マムのシャンパンは周辺のブドウ畑で毎年収穫される
・シャルドネ ( Chardonnay )
・ピノ・ムニエ ( Pinot Meunier )
・ピノ・ノワール ( Pinot Noir )
の三種類のブドウから造られていて、
使う品種によって、泡の大きさや、
動くスピードが変わるそうです。
更に、とてもブドウの出来が良い年には、
その年に収穫されたブドウだけを使った
ヴィンテージ・シャンパン ( ラベルに年号が付く)
が造られるそうで・・・見学に来ると
色々と勉強になります。
発酵の過程で出来る澱を最終的に取り除く為、
全ての瓶を一定期間、決まった同じ角度に回して、
角度を変え澱を瓶の頭の方に集めるそうなのですが
・・・それが何と、手作業!
考えただけで気が遠くなりそうです・・・。
昔のワイン造りの道具が集められたコーナー。
中には、今とあまり変わっていないと
思しき道具もあり、面白いです。
最後はお楽しみの試飲。
試飲のレベルを遙かに超えた、
気前のよい注ぎっぷりに
思わずにんまり。
2種類違うシャンパンを試飲し、ゴキゲンに。
カウンターにずらりと並んだボトルたち。
う~ん、持って帰りたい・・・。
折角なので、2006年のヴィンテージ・シャンパンを購入し
カーヴを後にしました。
続いてランスの町を散策。
面白い落書きを発見 !
落書きを見つけると、いつも
つい写真に撮ってしまいます・・・。
町の見どころは、何といってもパリと同じ名前のノートル・ダム大聖堂。
ノートル・ダムは「私達の貴婦人」という意味で、
聖母マリアを指すので、パリだけではなく
「ノートル・ダム」という名が付く
聖堂は数多く存在します。
それはさておき・・・早速中へ。
カトリックの教会はどこも綺麗ですね~。
教会の一番奥にある美しいステンドグラスは・・・
シャガールの作品。
聖堂の外側の壁面には沢山の彫刻が施してあり、
その中の一体は・・・
よくよく見るとにっこりと微笑んで、ガッツ・ポーズをしています。
微笑む天使 ( L'Ange au Sourire ) と名付けられたこの彫像、
聖堂と並んで有名、且つ人気があるらしく、
町中ではこの天使をモチーフにした
土産物を沢山売っていました。
確かに、見ていると元気が出てきそう・・・。
聖堂の前の広場に何やら簡素なテントが建っていて
人がどんどん中に入っていくので、
入って見る事に。
中には双眼鏡が沢山有り、覗くとフランスの過去から現在までの
写真を時代を追って見る事が出来ます。
どうやら、2025年にフランスでの万博開催を
目指しての誘致活動の一環らしく、
奥には万博に向けての3Dの短い映像を流す部屋や、
記念撮影出来るコーナーまでありました。
嬉しそうに、全部に参加してしまったけれど、
確か大阪も2025年の万博の誘致を目指していたような・・・
すみません・・・。
聖堂の裏手にあった綺麗な庭。
桜も見事に咲き誇っていました。
再びパリに戻り
( 車中、爆睡していたので帰りは更に早かった。)
向かったのは、前日に行った立ち飲みのお店。
日曜のせいか、空いていました。
イクラの乗った美味しい小皿料理。
外側の卵の殻はプラスチックで出来ていて、
面白いな~と思い、食べ終わった後に
持ち上げて見ていたら、
急にサッとお皿を下げられてしまった・・・
いや・・・盗りませんけど。
ははは・・・。
お隣にはお肉料理専門の姉妹店があり、
続いて入ってみました。
どうやらこちらの方が先に出来たらしく、
人気もあり、
狭い店内は押すな押すなの大盛況。
やっとの思いで注文したグラス・ワイン。
こちらのお店のグラスは純粋なブタさん柄。
小皿料理も充実。
嬉しくて色々と注文し、
2件のはしごでお腹が一杯に。
結局、これがこの日の晩御飯になりました・・・。
お店を出ると、辺りは夕暮れ。
エッフェル塔にも夕闇が迫っています。
でも、時間はなんと午後9時 !
ライトアップされたノートルダム寺院を見て、
ホテルに戻りました。
***
翌朝は、セーヌ川を渡り・・・
ルーヴル美術館の前を通り抜け・・・
オランジェリー美術館へ。
壁一面のモネの水連を堪能しました。
美術館の外に出ると、入場制限をしていたのでびっくり !
やっぱり人気ありますね~。
その後、昼食を挟みオペラ座を見学。
豪華な内装に感嘆し、帰路へ。
建物も道行く人も食べ物も ( ? ) すべて素敵なパリ。
2泊では足りない ! と思ってしまったのでした・・・。
パリはいつも素敵。( 1 / 2 ) [旅]
数少ない貴重なイギリスの
バンク・ホリデー ( 祝日 ) を利用し、
パリに行って来ました !
ユーロスターで北駅に到着し、
地下鉄に乗り換えて早々、
スリの集団に囲まれそうになりましたが
間を強引に通り抜けて隣の車両に
移動し回避。
地下鉄に乗る前のホームで見かけた時に、
何か怪しい人たちだな~と思っていたら
やはりスリでした。
パリに到着したばかりの
観光客を狙っているんでしょうね。
被害に遭わなくて本当に良かったです・・・。
気を取り直して美味しいお昼ご飯を食べ、
ホテルにチェック・イン。
サンジェルマン・デ・プレ地区のホテルに
泊まりたかったのですが、どこも高かったので
お隣のカルチェ・ラタン地区のプチ・ホテルを予約。
駅から徒歩2分で部屋の内部はご覧のような
フランスの田舎にありそうな造り。
ものすご~く気に入りました。
そしてオルセー美術館へ。
オルセーは絵を鑑賞するのも楽しいけれど、
美しい天井や回廊など、
建物の細部を観察するのも楽しいです。
上階にある大時計の目盛りの間からは・・・
対岸のモンマルトルの丘に建つ
サクレクール寺院を見る事が出来ます。
絵になるな~。
歩き疲れたので、サンジェルマン・デ・プレの
カフェ、レ・ドゥ・マゴで一休み。
丁度、カフェの名前の由来になった
2体の陶器の人形の近くの席に案内されました。
歩道の脇に貼られていた広告のポスター。
お洒落ですね~ !
工事中だった建物の資材入れには
こんなシュールな落書きが・・・。
ぶらぶら歩いているだけで楽しいので
ひたすら歩き続けます。
カフェやレストランが軒を連ねる賑やかな通り。
素敵なレストラン。
アジサイとの色のコントラストが綺麗 !
パリにはパサージュと呼ばれる小路が沢山あり
こちらもその一つ。
パサージュの両側には大抵
レストランや商店がぎっしりと並んでいます。
石畳の小道だったり、豪華な屋根が付いていたり
パサージュごとに特色があるのが面白いです。
更にふらふらと歩いていると
歩道に面して生ガキのスタンドがあり、
奥に面白い絵の描いてあるビニールの
カーテンがぶら下がっているお店がありました。
何だかとても気になりカーテンをくぐり中に入ってみると・・・
楽しい世界が広がっていました !
ウナギの寝床のような店内の片側に
これまた長~いカウンターがあり、
美味しそうな一品料理のメニューが
所狭しと天井からぶら下がっています。
これは試すしかないでしょう・・・という事で
カウンターに落ち着き、白ワインを注文すると
こんな面白いデザインのグラスが出てきました !
ホタテのソテーなどなど注文しましたが、
素材は新鮮でお味もすべて美味 !
全体的に何とな~く和食の影響を受けているのが
興味深かったです・・・。
お店を出た後、日が傾いて来たな~と
思い時計をみると、もう8時過ぎ。
この時期は時間の感覚が狂います・・・。
本格的にお腹が空いて来たので
ホテル近辺で夕食を摂るお店を物色。
ホテルの裏手はレストラン街になっていて
なぜかチーズ・フォンデュの専門店が数多くありました。
折角なので、その中の一件に入ってみる事に。
山小屋風の店内は、ほぼ満席。
すぐに座れてよかった~ !
当然、チーズ・フォンデュを注文すると
大きな鍋にたっぷりと入ったフォンデュが出てきました !
ものすご~く食べごたえがあり、満腹。
食事を終えてお店の外に出ると、
土曜の夜+学生街の近辺という事で、辺りは大賑わい。
楽しそうな様子の人達に、
こちらまでつられて、食後にふらふらとお散歩。
ライトアップされたノートルダム寺院が綺麗でした。
まだまだ賑やかな夜は続いていましたが
後ろ髪を引かれつつ、翌日に備えホテルに戻りました・・・。
タグ:パリ
週末マーケットめぐり。 [ロンドンで見つけたこと]
とてもお天気の良かったとある日曜日、
マーケットめぐりに出かけました。
最初に向かったのは、コロンビア・ロード・フラワー・マーケット。
名前の通り、花のマーケットで、
ご覧のように、ものすご~く狭い通路の両側に
お店がぎっしりと並んでいます。
人の波に流されながら、品定め。
鉢植えを売るお店や、
辺り一面がいい香りに包まれたラベンダー専門店、
ハーブ専門店など、ありとあらゆる種類の草花を売っています。
ちょっと珍しい球根専門のお店も。
植物だけではなく、脇道に入ると・・・
庭に置くオブジェや
ガーデニング・グッズなども売っています。
人ごみに揉まれ疲れた人の為(?)のジューススタンドも・・・。
楽しいけど、とにかく物凄い人出なので、
早々に抜け出します。
続いて向かったのは、ブリック・レーン・サンデー・マーケット。
この辺りは最近、お洒落なエリアとして有名で、
マーケットの通りには素敵なチョコレート屋さんや
ブティックが並ぶ一方・・・
色々な場所に大胆な落書きがあったり
脇道に入るとちょっと怪しげな屋台が並んでいたりするフシギなエリアです。
使用済みのコーヒー豆を入れる麻袋を売っていましたが・・・インテリア用 ???
こちらは有名なベーグル屋さん。
いつも行列が出来ています。
その並びにある別のベーグル屋さんの新名物、レインボー・ベーグル。
う~ん、色合いが微妙・・・。
カラフルな屋根がずらりと並んでいるのは
全て違う国の食べ物の屋台。
端から端まで全部制覇したら、
プチ世界一周旅行気分を味わえそうです。
通りの脇には食べ物の屋台ばかりが
集まった大きなホールもあり・・・
見ていたらお腹が空いてしまったので・・・
大好物のファラフェル・ラップを購入。
こちらの屋台だけはなぜかお客さんがいなかったのですが、
作って貰っている間に、どんどん人が寄ってきました。
人が人を呼ぶという言葉を体感。
続いて向かったのはペチコート・レーン・マーケット。
こちらも名前の通り、衣料品が主のマーケットで、
17世紀から続いているそうです。
ご覧の通り、どのお店も低価格で・・・
ワンピース 3.99ポンドとか・・・
メンズ・ジャケット 10ポンドなど有り得ない価格設定に驚きます。
これは 10ポンドだけど、後ろのは 15ポンドとか
微妙に値段の差があるようですが・・・。
***
この日、三つマーケットを巡って、結局買ったのは鉢植え一つ。
去年も同時期に鉢植えを
買ったもののすぐに枯らしてしまったので、
今年は枯らさないようにしたいと思います・・・。