万歳 !!! SAKURA JAPAN !!! [ロンドンで見つけたこと]
皆様、ラグビーワールドカップ 2015の
日本対南ア戦はご覧になっていましたか ?
日本の勝利が決まった瞬間、号泣する選手たちを見て
私ももらい泣きしてしまいました。
本当にうれしそうな選手たち。
試合後、番組で、解説者が「奇跡に近い事が起こりました !
( Almost unbelievable ! ) 」と何度も
叫びまくっていたこの感動的な試合を見て・・・
これは実際に見に行くしかない ! と思い、急いで対アメリカ戦のチケットを購入。
10月11日の日曜日、ロンドンから車で2時間程の場所にある
キングスホルム・スタジアム ( Kingsholm Stadium ) に行ってきました。
当日、空には見事な夕焼けが。
幸先がいいです。
( アメリカのチームにとっても同じですが・・・ )
スタジアムに行く途中で見かけた人たち。
日本のゲイシャ( かな ??? )とアメリカのケンタッキー・フライドチキンの
キャラクター、カーネル・サンダースの格好をしています。
日本人的には、ちょっと微妙な格好ですが、
お揃いの衣装まで用意して日本を応援してくれようという意気込みが嬉しいです。
早速入場。
場内は日本の小旗を持ったりユニフォームを着ている人が
( 日本人以外でも ) 圧倒的に多くて嬉しくなります。
ちなみに、こちらのキングスホルム・スタジアム
今回のワールドカップの会場としては小ぶりで
13ある会場のうち12番目の大きさ。
( 収容人数は16,500人 )
その為、客席とグランドの距離が近くていい感じです。
試合前だというのに、気軽に記念撮影やサインに応じていた選手の皆さん。
素敵すぎます !!!
いよいよ開会という段になり、おそろいのTシャツに身を包んだ
若くはない ( 失礼 ! ) 女性の集団が入場してきたので、
ひょっとしてダンス !? と思ったら、コーラスの方々でした。
そして選手の入場。
アメリカに続き、君が代の伴奏が流れます。
異国の地で歌う君が代は、なかなか感動的で
日本人である事を誇りに思うと共に
この場に連れてきてくれた選手の皆さんの頑張りに感謝しました。
いよいよ試合開始。
激しくぶつかり合う選手たち。
応援している私もアドレナリン大放出で、
試合開始から20分程で声がかすれてきました・・・。
ペナルティ・キック直前の五郎丸選手。
こちらまで心臓がドキドキします・・・。
わざわざ日の丸を用意して観戦してくれているイギリスの方も。
試合開始後、客席から「ニィーパン」というコールが起こり、
何だろう ??? と思っていたら、
何と、イギリス人が日本人の「にっぽん」コールを真似て
応援してくれていたのでした !
( 試合の終盤には発音もぐんと良くなっていました。 )
客席に突然現れたお相撲さん。
この衣装、手作りしたんでしょうか・・・。
あっという間に終わった前半戦に続き、後半戦も瞬く間に終わり
( 応援に夢中で写真を撮るのをすっかり忘れていました・・・。 )
サクラ・ジャパンはめでたく勝利し有終の美を飾りました。
日本のテレビ局によるヒーロー・インタビュー。
試合終了後の和やかな雰囲気の中、突然フィールドに観客乱入。
・・・が、屈強な係員にあっという間に取り押さえられていました。
四方の客席に向かって挨拶する選手。
お辞儀が美しいです。
帰る途中、すれ違う日本人は皆んなニコニコ顔。
当然ですね~ !
その後、途中街灯もない真っ暗な道を2時間かけて帰宅。
自宅に到着したのは24:00近くでしたが、疲れは全く感じませんでした。
選手の皆さん、素晴らしい試合を有難う !
いちばん好きな公園。 [ロンドンで見つけたこと]
ロンドンの西部にホーランド・パーク ( Holland Park ) という名の地下鉄の駅があります。
改札を出ると目の前には両側に堂々とした街路樹を従えた大きな通りがあり、
歩道の脇にはこじんまりとしたお店が並んでいます。
外壁のタイルが古めかしいパブや・・・
お肉屋さん・・・
とても感じのいい本屋さんなどなど。
このあたり一帯は大使館などもある高級住宅地で、
大通りから一本奥に入ると、見目麗しい建物がずらりと並んでいます。
その一角にある、公園の入り口。
駅名でもある、ホーランド・パーク。
私が一番好きな公園です。
門をくぐって中に入ると、大木がうっそうと生い茂る小道。
途中、牛がいたり・・
・寛ぎまくっている鳩がいたり・・・
( そういえば、先週末車に乗っていたら正面を鳩が横切ろうとしました。
あぶないっ ! と思ったら、なんとその鳩、車の手前でちゃんと止まったのです。
交通ルールを順守する鳩・・・驚きです・・・。 )
孔雀がいたりします。
ちなみに、この孔雀、放し飼いというか柵には入っていないので、
ボーッとしていると突然隣にいて、おぉーと驚くことがあります。
しばらく歩くと芝生の美しい広場に出ます。
この時期、週末は芝生にシートを広げてピクニックを楽しむ人たちで
一杯になります。
広場の一角にあった松の木には・・・
ちびちび松ぼっくりが・・・
クリスマスに間に合うかな ?
芝生の広場の奥には綺麗に手入れされたお庭が広がり・・・
その奥にはお手軽なカフェがあります。
テラス席で日光浴を楽しみつつおしゃべりに興じる人々。
平和です・・・。
お花も綺麗。
カフェの近くにはBELVEDERE という名前の
エレガントなレストランがあります。
一度行ってみたい !
レストランの裏側。
こちらもよく手入れされています。
少し脇道にそれるとこんなチェス・セットや・・・
日本庭園まであります !
テニス・コートも完備。
ちなみにこちらはメンバーにもなれますが、予約すれば誰でも使えるそうです。
カフェの方に戻り、さらに進むと
オープンエアーのオペラ・ハウスがあります。
こちらでは夏の間さまざまなオペラが上演されます。
オペラ・ハウスの正面には大きな芝生のグランドが広がり、
この時はちびっこが熱心にサッカーを練習していました。
このあたりまで来るとそろそろ公園も終わりで・・・
程なくケンジントン・ハイ・ストリート側の出口に到着。
程良い広さの中にビックリ箱の様に
色々な物が詰まっているホーランド・パーク
おすすめです !
タグ:ホーランド・パーク
良酒口に苦し。 [ロンドンで見つけたこと]
先日行われた、グレート・ブリティッシュ・ビア・フェスティバル2015
( Great British Beer Festival 2015 ) に行ってきました !
こちらのフェスティバル、国内の大小いろいろな
醸造所が自慢のビールを持ち寄り、
全国の皆さんに広く楽しんでもらおう ! というもので、
毎年ロンドンだけではなく各地で開催されています。
入場料は10ポンドで、それとは別に
ビール・グラスのデポジットが3ポンド。
( グラスは返却してもいいし、そのまま持ち帰ることも可。)
グラスの大きさは、大きい順に
1パイント( 568 ml )
ハーフ・パイント( 284 ml )
サード ( 1/3 パイント 189 ml )
の三種類あり、1パイントのグラスに
ハーフ・パイントやサードだけ注いでもらうことも出来ます。
( 大は小を兼ねる ! )
あらかじめ入場料を払っているので、1杯あたりのビールのお値段は
とても安く、1パイントでも3ポンド弱。
グラスのデザインは毎年変わり、こちらが今年のデザイン。
( ハーフ・パイント・グラス )
コレクターが沢山居そうだな~。
上の写真は、ロンドンの雄、フラーズ ( Fuller's )のブース。
市内に醸造所があります。
取り敢えず ( 失礼 ! ) 最初の一杯はこちら。
続いて2杯目はお隣のブース・・・と思ったのですが、
いや、ちょっと待て、折角なので普段は
飲めない様な種類にしようと歩き回り・・・
辿り着いたのがこちらのブース。
で、"マイルド"という文字に惹かれてこちらを注文。
・・・したのですが、出てきたのはスタウトの様な、およそマイルドではなさそうな代物。
そもそも今回のフェスティバルは只のビアー・フェスティバルではなく
エール・ビールのフェスティバル。
従って売っているビールの種類はぜーんぶエール。
そんなフェスティバルに来ておいて言うのもナンですが、
実は私、エールの苦味がちょっと苦手で、
普段はラガーばかり飲んでいます・・・。
恐る恐る口を付けます。
うん、見た目より飲みやすい !
良かった・・・。
グラス片手に会場内を散策。
場内にはビール以外にも色々な物を売るブースが出ていました。
こちらもその一つ。
これ、何だと思います ?
ヒント : ビールに関する物です。
答えは・・・牛の角を使ったコップです。
Viking Drinking Hornと書いてあったので、
どうやら昔、バイキングがこういう物を使っていたようです。
写真の角はもちろん本物で ( レプリカっぽいですが・・・ )、
放牧牛の角を磨いて防水加工しているそうです。
ビールだけでなく、ウオッカやウイスキーにもどうぞ・・・と
書いてありましたが、こんなんで飲んだら酔っ払いそうだな~ !
なんだかユニークなデザインのこちらは壁に固定して使う栓抜き。
只の栓抜きなんですが、商品を持ち上げてみるとずっしりと重くて
ビックリしました。
なぜかこんな帽子を売るブースが・・・
そして会場内にもいろいろな帽子を被った人々が。
なんというか・・・かわいいです・・・。
こちらの女の子はサメに食べられちゃってます・・・。
会場の一番奥にある舞台でオークションが始まったので行ってみました。
舞台の前には人が集まっていて熱心に商品を競り落としていたのですが・・・
出品されるのは、前の日に誰かが会場に落としていった
どこかのライブ・ハウスのバック・ステージ・パスとか
( そもそもそんな物、売っちゃっていいんでしょうか ??? )、
色つきの液体を注ぐと、中に髑髏の形が浮き上がる
プラスチック製のコップだとか、ホントにまじめに
売っているのだろうか ? と疑問に思ってしまうようなラインナップ。
しかも、それに全部買い手が付いて、競り落とされているのが驚きです。
司会の人のスタンディン・グマイクを見ると、
スタンドの部分にちゃっかりビールが挟んでありました。
まじめな顔をしつつ、売る方も競り落とす方も遊び半分という感じでしょうか・・・。
その後、全ての商品が売れオークションはつつがなく終了しました。
テーブルの上に乱雑に置かれたグラス。
これは何かといいますと・・・
外で一服やりたい人の為の飲みかけのグラス置き場。
屋外の喫煙所にはビールを持ち込む事が出来ません。
ビールを持って外に出ると、そのままそこに居ついてしまう人が続出し、
外が騒がしくなるのでこの様な仕組みになっていると思われます・・・。
ちなみに・・・会場にはATMも完備。
というわけで、現金が足りなくなっても大丈夫・・・って
ちゃっかりしてますね~ !
場内をぶらぶらしていると、何かに浸かっているゆで卵を発見。
で、もちろん購入してお試し。
卵のピクルスでしたー。
酸味のやや強い至ってフツーのお味。
こちらを塩味のポテトチップの袋に入れて ( ! )、
そのまま混ぜつつ卵をくずして食べるのだそう。
そういえば、この国にはかの有名なソルト・アンド・ビネガー味
( 口が曲りそうにすっぱい ! でも病み付きになる )
のポテトチップがあるのを思い出しました・・・。
こちらも庶民の味方 ( だと思われる ) 食べ物。
ポーク・スクラッチング ( Pork Scratching ) です。
中はこんな感じ。
これは何かといいますと、豚の皮を揚げたものです。
外側はカリッとしていて、真ん中の部分はちょっと柔らか目。
結構美味しいので、調子にのってぱくぱく食べてしまいますが、
要は油の塊で、ぜーったいに体に悪そうなので、
途中で止めておきました・・・。
この日は計5杯 ( サードね。) 色々な種類を試しましたが、
選びに選んだビールは何故か本当に苦い味の物ばかり。
ずーっと口の中が苦くて、
家に帰ってから思わず歯を磨いてしまったのでした。
良酒口に苦し !