山椒は小粒で・・・ DAY 1 [旅]
8月31日は( 数少ない ) イギリスのバンク・ホリデー ( 祝日 ) 。
この機会を逃してはいけないと、2泊3日で
ボローニャ( Bologna ) に行ってきました。
ボローニャはイタリアのブーツの上の方、
ミラノとフィレンツェの間にある都市で、
名前の通り、スパゲティ・ボロネーゼ
( Ragù alla bolognese / Tagliatelle al ragù )が有名です。
連休初日の混雑の為、到着が一時間遅れ、ホテルにチェックインしたのは午後3時。
とはいえ、日はまだ高く十分に楽しむ事が出来そうです。
ボローニャはこじんまりとした町で、主だった通りの両側には
歩行者用のポルティコ ( Portico )と
呼ばれる美しい柱廊がどこまでも続いています。
町の中心にはアシネッリ ( Asinelli ) と
ガリセンタ ( Garisenda ) という塔があり、
アシネッリの塔には登る事ができます。
・・・というわけで、早速行ってみました。
入口の階段を数十段上がったところに受付があったので、
階段は何段あるのか尋ねてみると、
498段というお答え。
よっ、よんひゃくきゅうじゅうはちだん !
受付までの数十段でも勾配がきつくて上るのが大変だったのに、
このうえ四百何十段も上れません・・・。
と、いう事であっさりあきらめました。
上の写真は、受付から下りている時のもの。
ねっ、急勾配でしょう ???
( と、無理やり同意を求める。 )
気を取り直して町を散策。
こちらはふるーい古本屋さん。
陳列棚が渋いです。
ぶらぶら歩きながらアルキジンナージオ宮
( Palazzo dell' Archiginnasio ) へ。
昔のボローニャ大学のキャンパスです。
ヨーロッパ最古の総合大学であるボローニャ大学は
今でもかなりレベルが高いそう。
美しい回廊。
昔の大学はなんだか優雅ですね。
こちらは 解剖学教室 ( Teatro Anatomico )。
中央の白い台の上で解剖が行われたとか。
壁画が美しいホールには、
壁際の本棚にぎっしりと本が詰まっています。
きちんと分類され、整然と並んでいる本。
古くて貴重な物のようです。
歩き疲れたので一休み。
ビールがするすると吸収されていきます・・・。
そういえば、日本にも沢山あるセガフレード・ザネッティ
( Segafredo ZANETTI ) というフランチャイズのカフェの
本社がボローニャにあるという事を知りました。
町を歩いていた時には全く気が付かなかったのですが、
やはりお膝元という事で沢山店舗があったのでしょうか ?
いかにもビールやワインを置いていそうなバルにばかり
注意を払っていた事に気が付き、ちょっと反省しました・・・。
前方のテーブルにパグちゃん発見。
かわいい !
こちらのカフェは町の中心である広場の真ん中にあり・・・
周りには、噴水の脇にある蛇口からお水を汲む人や・・・
( 飲料水なんですね ! )
巨大なシャボン玉をつくるそばからちびっこに破壊されまくっている
大道芸人さんなどが居ました。
ああ、無常・・・。
そろそろ日が暮れてきました。
いい感じ。
薬局の脇にこんなポストが。
どうやら使用済みの薬の容器を入れる物らしいです。
指圧のポスター発見 !
私が見かけただけでも、5枚。
なかなか熱心に営業 ( ? ) しているようです。
夜も更けて、晩御飯の時間です。
もちろん、最初はボロネーゼ。
きしめんのような太いもちもちとしたタリアテッレ
( Tagliatelle ) にソースをからめて頂きます。
肉々したソースは余分な物が何も入っていないシンプルな味付け
なのですが、タリアテッレと相性が良くものすごく美味しい !
・・・さすが本場。
こちらのお店ではパルメザンの粉チーズがたっぷりと入った
お砂糖入れの様な入れ物を持ってきてくれたので、
雪の様に大量に振り掛けて頂きました。
更に美味。
メインは牛肉を使った郷土料理にしました。
レストランの棚には日本のお酒が沢山。
( でも売り物ではありませんでした。念の為。)
食後、中心部に戻り、この日のみ遅くまで特別に開放している
サンピエトロ寺院の鐘楼 ( Campanile della Cattedrale di San Pietro )
に上ってみる事にしました。
階段というよりもスロープに近い段々が続きます。
うーん楽ちんだわ !
とはいえ、先は長い・・・。
やっと頂上 ( ? ) に到達。
一番上は鐘つき小屋のようになっていて
( 鐘楼だからあたりまえか・・・ )
お話会が行われていました。
イタリア語なので、さーっぱりわかりません・・・。
鐘は全部で3つあり、そのうちの一つは
上向きに取り付けられていました。
3つとも音階が違って、上手く操ると曲になります。
窓の外の風景。
幻想的な雰囲気です。
塔から下りて、バールが集まっている通りに行くと、
細い小路に所狭しとテーブルが並び
ワイン片手に人々が楽しそうにおしゃべりしていました。
この日は満月。
まんまるの月がとってもきれいです !
2015-09-02 13:59
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