ほぼピンチョス。 ( 1 / 3 ) [旅]
2週間ほど前に急に思い立ち
1月下旬に美食で有名な
スペインのサン・セバスティアンに行って来ました。
サン・セバスティアンへは、国際空港のあるビルバオから
直通バスで1時間程。
高速脇に連なる山並みが何だか日本の風景に似ていて
懐かしい気分になります。
到着後、バスを降りてホテルに向かおうとすると・・・
金曜日の午後だというのになぜがものすごい人出。
コック姿の人もちらほら居て
一体なんなんだろう ???
と思っていたら・・・
目抜き通りで、子供のパレードが行われていました。
どうやらお祭りのようで、ホテルまでの道は
両側共パレードを見物する人で物凄い混み様。
やっとの思いでホテルに辿り着き
受付で尋ねると到着した1月20日
まさにその日が、町の名前の由来でもある
聖セバスティアンの祭日で、「タンボラーダ」
という名の太鼓祭りが行われているとの事。
お祭りがある事に全く気が付かなかったので
予備知識もなく、あわててウィキで
調べたところによりますと・・・
「この祭りの起源は、ナポレオン戦争中にフランスの占領軍が
毎日モンテ・ウルグルからサン・テルモまで行進したのを
スペイン人の商人(コックを含む)がそのまねをしながら
あざ笑ったことによると言われる。」 との事で、
お祭りの最中はコックの恰好や兵士の恰好をした住民が
太鼓をたたきながら街中を練り歩くのだそうです。
ちなみに、昼間には子供のパレードがあり
先程見かけたのは、それだった様。
荷物を置き、町に出ると早速
いましたいました !
コックさんの恰好をした人たち。
お祭りはさておき、今回の旅の目的は
ピンチョスを食べる事なので、
バルに向かいます。
限られた時間の中で出来るだけ
美味しい物を沢山食べたいので
作戦 ( ? ) としては、
事前に調べた有名店+ホテルで貰った
おすすめバル一覧表を基に回る事にしました。
最初のバルは、ホテルから一番近かった
ゴイス・アルギ ( Goiz Argi )。
中々カジュアルな店内。
人気店なので、人がどんどん入ってきます。
こちらでは名物のエビの串焼きを注文。
海老もぷりぷりだし
何より上にのっているジェル状の
ソースが美味 !
続いて、同じ通り沿いにあった
ボルダ・ベッリ ( Borda Berri ) へ。
こちらでは、ブタのあばら肉のケバブを注文。
結構な大きさで、表面がカリカリに焼いてあって
美味しい !
旧市街はこじんまりとしていて
十二分に歩いて回れる大きさ。
町中には古くからのお店も多く
むか~しからここに置いてありそうな
子供向けのこんな乗り物も。
ボケボケですが・・・。
小さな子供もちゃんと
コックさんの恰好をしているのが
かわいい。
お土産用の太鼓も売っていました !
さて、どんどん行きましょう 。
こちらはガンバラ ( Ganbara ) という名のバル。
有名な蟹のタルトと・・・
チョリソー ( かな ? ) ロールを注文。
どちらも、まぁまぁ普通の味でした・・・。
続いて、ガンダリアス ( Gandarias ) へ。
こちらのバルはカウンターの前が
本当に混雑していて、
中々近づけませんでした。
でも、斜め前にいた親切なお兄さんが
代わりに注文してくれ・・・
何とか、牛フィレ肉のピンチョスと・・・
マッシュルームのピンチョスを
入手することに成功。
お肉はフツーでしたが、マッシュルームが
めちゃくちゃ美味しかった・・・。
教会前の広場を通りかかると
丁度、演奏が始まる所でした。
皆さん、とっても楽しそう !
ドクロのマークが渋いですね・・・。
一曲演奏し終わった後には
行進が始まりました。
太鼓 ( 樽 ? ) を叩きながら
ぞろぞろと移動する
コック姿の人達。
後ろから眺めると
なかなか壮観です・・・。
町の真ん中にある広場には特設ステージが設けられ
程なく、演奏が始まりました。
こんな小さな赤ちゃんも
バチを握りしめていました !
太鼓 ( 樽 ? ) を叩きまくり・・・
合間に踊りまくる人たち。
巨大なフォークがかわいい !
到着後、ほぼ食べてばかりなので
( 一応 ) 観光もしてみます。
海沿いにあった風格のある建物。
お天気が良かったので
それほど寒さは感じませんでした。
正に、お祭り日和。
マリーナには小舟が沢山停泊していました。
コンチャ海岸。
「コンチャ」とは貝殻という意味だそうで、
言われてみればカーブした海岸線は
貝の形に見えます。
町中の屋台で売っていたドーナツ。
おいしそうだったけど
ピンチョスの為、がまん我慢。
この辺りで一旦ホテルに戻り休憩。
夜に備えます。
暗くなり、活動再開。
町中には相変わらず
太鼓を叩きながら
練り歩く人々の姿が・・・。
この辺りは、休憩場所になっていて
色々なグループが次から次へと
やって来て暫し休憩しては
又、行進を始めていました。
行進は午前零時まで続くそうなので
まだまだこれから ! という感じ。
では、夜の部、行ってみましょう !
最初のバルはこちら。
チェペチャ ( Txepetxa )。
アンチョビが有名なお店なので
アンチョビのピンチョス
( 上にのる具が数種類あり ) と・・・
つみれの天ぷらのような物を食べました。
アンチョビは美味。
つみれ ( ? ) は普通。
続いて、バル・スポーツ ( Bar Sports ) へ。
こちらのお店は、ホテルのおすすめに載っていて
名前がスポーツってなんだかな~と思いつつ
行ってみたのですが・・・
大当たり !!! でした。
ウニはまぁ普通だったのですが・・・
こちらのフォアグラがとにかく絶品。
いい具合に焼いてあって、最後に
ぱらぱらっと掛けてくれる
岩塩が味のアクセントになって
本当に美味しかったです。
そして再び、ゴイス・アルギ ( Goiz Argi ) へ。
こちらでは、マッシュルームと・・・
昼間に続いて海老の串焼きを食べました。
串焼きは相変わらずの美味しさ。
そろそろお腹も一杯になってきたのですが
チーズ・ケーキが有名なバルの前を
通りかかり、ついフラフラと中へ。
当然、チーズケーキと・・・
何故かここにきて
ミート・ボールを注文。
どちらも美味。
特にチーズ・ケーキは名物だけあって
本当においしい。
お腹一杯のハズなのに
なぜか食べられます・・・。
カウンターの脇には焼きたての
チーズ・ケーキが
ずらりと並んでいました。
さすがにこのまま帰って寝るのは
キケンなので、散歩をする事に。
お祭りはこれからがクライマックスという感じでしたが
少し歩いた後ホテルに戻りました。
結局、この日に回ったバルの総数は8件。
満足、満足。
2017-02-11 00:00
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