ゴキゲンな10日間。 ( Day 3 ) [クルーズ]
翌日はギリシャのモネンバシア ( Monemvasia ) に寄港。
港が小さく、船が直接着岸できないので、
デンダー・ボートで暑くなる前に朝一で上陸します。
町はご覧の長~い道路を渡った向こう側
帽子のような形をした島にあります。
シャトルバスが一杯だったので、歩く事にしましたが・・・
結構遠いな~。上り坂だし。
しかもすでに暑い !
道路脇の駐車スペースには車がびっしりと停められていて
人気スポットの予感。
これを励みに頑張って歩こう・・・。
30分弱で崖の上に広がる町の入口に到着。
緩い上り坂の小路の両側に可愛らしいお店が
立ち並ぶとてもステキな町です。
オリーブで出来た石鹸など、島の特産品を売るお店。
商品がカラフルで可愛いし、一点一点がとってもお洒落 !
くねくねと曲がりくねった目抜き通りを抜けると
急に視界が開け、広場に突き当たりました。
真っ青な空と青々と茂った木のコントラストが綺麗。
広場の端には見晴らし台があり、
こわごわ下を覗くとかなりの高さ。
知らない間に結構上ってきたようです・・・。
町はここで終わりですが
更に上を目指します。
目標はあちらの・・・
ビザンチン様式の教会。
上りがキツそうですが頑張るぞ !!!
路の脇にちらほらと生えていた野生のオリーブの木。
たわわにみのった実が美味しそう。
刺すような日差しにあえぎながら何とか教会に到着。
薄暗い教会の内部に足を踏み入れると
静けさとヒンヤリとした空気に疲れが癒されました・・・。
ガイドブックに海をバックにした教会の写真が
載っていてとても印象的だったので、
その風景を見るため裏側に廻ってみると・・・
わ~、ものすご~く綺麗 !!!
絵になる~ !!!
頑張って上ってきた甲斐がありました。
険しい ( ? ) 路は更に続き・・・
こちらの遺跡に連なっていたのですが、
当然、もうここまで上っていく気力はなくあっさり断念。
という訳で、下り始めます。
路の傾斜がきついし、歩いていると
時々、埋め込まれた石の上で足が滑るので結構コワイ!
しかし・・・こんな場所によく町を造ったな~。
只々感心・・・。
町に戻る途中にあった、一部復元された立派な城壁。
他にも復元工事中の場所が何ヶ所もありました。
モネンバシアは海が綺麗なのはもちろんの事
町の雰囲気も良いし、歴史もあるし
復元がすべて完成したら世界遺産になるかも !?
町に戻るやいなや
目に付いたタヴェルナに飛び込み
カラカラに乾いた喉をビールで潤します。
は~、生き返る~ !!!
崖沿いにあるので見晴らしが良く、
吹き抜ける風が気持ちいい、こちらのタヴェルナ。
ついつい長居してしまいました・・・。
余りの暑さに、日陰のイスの下に避難 ( ? ) している ネコちゃん。
その気持ち、よ~く分かります・・・。
ここにも居ました !
このネコちゃんもしっかり日陰でお昼寝しています。
いかにもひんやりしていそうな小路の石。
私も真似して寝ころびたい・・・。
町中で見かけた、段差のある細い路地にも対応可能な特製の台車。
この台車にペットボトルを沢山積んで運んでいる人を見掛けました。
お疲れ様です・・・。
遺跡を除けば、モネンバシアは
すぐに一周出来てしまう程小さな町なので、
お昼に間に合うように船に戻ります。
帰りは下り坂なのでらくちん。
行程も分かっているので周りを見る余裕もでき、
こんなレトロな感じのセルフスタンドを発見 !
沖合に佇むシーボーン・オデッセイ。
美味しいランチが待っている~。
ふと後ろを振り返ると、モネンバシアの全景が
目に飛び込んできました。
先程の教会はかなり高い所にあり
よくあんなところまで行ったものだと
我ながら感心。
けっこう疲れたので昼食後は
爆睡まちがいなしです・・・。
ゴキゲンな10日間。 ( Day 2 ) [クルーズ]
翌日はいよいよお待ちかねの乗船日。
ホテルから送迎タクシーで港へ。
受付を済ませると、何と、ご覧の様に傘を持ったクルーが待機していて、
日よけの為に傘を差し掛けながら乗船口まで案内してくれました。
ホテルの送迎もタクシーだったし( 普通は団体用のバス )
さすが、高級客船シーボーン・オデッセイ !
こちらが船室。
一般的なタイプですが、広い !
リビング・スペースにはウェルカム・シャンパンが・・・。
リビング・スペースとカーテンで仕切る事が出来る就寝エリア。
ダブル・シンクの広々としたバスルームには・・・
シャワーと・・・
(海外の客船はスイート・クラス以外は
シャワーのみの部屋が多いのですが)
バスタブも完備。
更にウォークイン・クローゼットと
ドレッサーも完備されていて、
全体的に余裕のある造りです。
そして、もちろん地中海クルーズには欠かせない
バルコニーも。
船室のあまりの居心地の良さに、
部屋にこもってしまいそうでコワイ・・・。
タグ:クルーズ シーボーン・オデッセイ
ゴキゲンな10日間。 ( Day 1 ) [クルーズ]
前々から、一度は乗ってみたいと思っていた船会社の客船
シーボン・オデッセイに乗り、地中海を回ってきました。
飛行機の手配をクルーズ会社にお願いしたら
出発地であるアテネの前泊付きのお得なプランがあったので、
利用する事に。
こちらがプランに付いていた4つ星ホテル。
なかなか立派です。
4つ星に泊まるの、久しぶりだな~。
しかし・・・さすがアテネ、まだ午前中だというのに
ものすご~く暑いです・・・。
チェック・インまで時間があったので、
上階にあるバーへ・・・。
周りに何も遮るものがない、オープン・エアーのバーは
とても見晴らしが良く、吹き抜ける風が気持ちいいです。
遠くにはパンテオンも見え、うきうき気分が盛り上がります !
チェック・インを終え、観光に出発。
ホテルのすぐ近くの国会議事堂の壁面には・・・
無名戦士のお墓が。
本当に本当に、暑いと思うのですが、
分厚い民族衣装に身を包み、微動だにしない
衛兵さんが脇を固めています。
お疲れ様です・・・。
続いて昔ながらの地区、プラカへ。
くねくねと続く細い路地の両側に
びっしりと立ち並ぶ小さな店・店・店・・・。
あまりにもヘン ( 失礼 ! ) だったので
思わず撮ってしまった
アイスクリーム屋さんの人形。
シュールだわ~。
この日を皮切りに、ギリシャでは沢山の猫ちゃんを見ました。
可愛い !
先程、ホテルのバーに行ってからそれほど時間は経っていないのですが、
喉が渇いたので休憩。
ビールがするすると体に吸い込まれていきます・・・。
あまりにも暑いので、外の席では気温を下げるため
扇風機の風で水蒸気を飛ばしていました。
シンプルですが、効果はなかなかのもの。
アテネ市内だけでなく、他の場所でも見かけた
ビザンチン様式の教会。
中に入ってみると、近所の人が片隅で涼んでいたりして、平和でした・・・。
とても美しいこちらの建物は
中東式の公衆浴場、ハマム。
実際に使われているのかどうかは不明。
ぶらぶら歩いていたら、遺跡らしきものの真ん中を
突っ切る線路にお目にかかりました。
掘り起こしたらいくらでも何か出てきそうなアテネ。
敷設工事も大変そうです・・・。
この日は朝一の便で出発したので、
早めに夕食を摂る事に。
気軽だけれど、歴史あるタヴェルナを見つけて入ってみました。
軽く食事を済ませた後にサービスで出てきたのは・・・
グリーク・ヨーグルト。
これ、濃厚で、ものすごーく美味しかったです !!!
すっかり満足してホテルに戻り、
翌日の乗船に備えて早めに就寝。
ZZZ・・・。
年末年始は殆ど洋上 ( 3 / 3 ) [クルーズ]
さて、翌日は大晦日。
船はアムステルダムに入港する・・・
はずだったのですが。強風のため入港できず、
終日航海に・・・ショーック !!!
仕方ないので、気を取り直して改めて船内観光 ( ? )。
こちらは大劇場。
毎晩、メインのショーが行われます。
数あるバーの中の一つハバナ。
ステージとダンスフロアーがあり
暗くなってからはものすご~く賑やかになります。
こちらは小ぶりながら本屋さん。
アメリカの客船だと殆ど見かけないので、
イギリスっぽいな~と思います。
ベンチュラの名付け親は、
大好きな女優のヘレン・ミレンさん。
老いてなお美しい・・。
大晦日のガラ・ディナーのデザート。
美味しかったです !
夜も更け、新年に向けてのカウント・ダウンの為
メイン・ホールに集まる人々。
いよいよカウント・ダウンが始まり、
年が明けた瞬間には華やかな紙吹雪が散りました。
そして手を交互に繋いでのスコットランド民謡「蛍の光」の合唱。
日本では卒業式でお馴染みですが、
イギリスではこのような場面で歌うようです。
続いてイギリスの船には付き物のパブに行ってみました。
こちらはこちらで大賑わい。
誰も帰る気配がありません・・・。
昼間は誰もいなかったハバナもご覧の通り。
皆さん、絶好調です。
そして翌日、昨日に引き続き終日航海の客船は
ご覧の貨物船の回りを一日中ぐるぐると航海し、
その後、無事サウザンプトンに帰港したのでした・・・。
めでたしめでたし ( ? )。
年末年始は殆ど洋上 ( 2 / 3 ) [クルーズ]
2日目の寄港地はベルギーのゼーブリュッヘ。
この日は、ブルージュへのシャトル・バスを予約していたので、
朝8時に下船しました。
冬の間は、日の出が遅いヨーロッパ。
8時にもかかわらず、ご覧のような見事な
朝焼け( 夕焼けに見えますが・・・ )を見る事が出来ました。
更に、ブルージュへ向かうバスの車中からは
美しい日の出( 日没に見えますが・・・ ) を楽しむ事が出来、
街に到着する前から大満足 !
下船してから通算1時間程で街の中心部に到着。
どこを切り取っても絵のように綺麗なブルージュの街並み。
街の真ん中にはマルクトという広場があり、
それはそれは綺麗な鐘楼が聳え立っています。
こちらの鐘楼の鐘の音も
建物の外観に負けず劣らずとても綺麗でした。
マルクト広場をぐるりと取り囲むように建っている
可愛らしい建物たち。
建物の中はカフェやレストランになっています。
寒いので、広場の真ん中で開かれていたクリスマス・マーケットで
グリュー・ワインを購入。
一口飲んだだけで、体がポッと暖まります。
続いて近くで開かれていたマーケットに行ってみました。
野菜・果物・魚なんでも揃っていて、かなりの賑わい。
こんなおしゃれな寄せ植えも。
思わず買ってしまいそうになりました・・・。
こちらはチーズ屋さん。
本格的なショー・ケースにぎっしり商品が並べられていますが、
実はトレーラーを利用したお店。
トレーラーの側面が上に開くようになっていて、
車で乗り付けてそのままお店に出来るという便利な代物。
別の場所にある魚市場にも行ってみました。
冬のせいか、かなり立派な建物のわりに
出店数がものすご~く少なくて寂しい感じでしたが、
お客さんは結構集まっていました。
品揃えはこんな感じ。
歩き回ってお腹が空いたのでお昼ごはん。
お店ではベルギー名物のシコン ( チコリ ) のグラタンをチョイス。
適度に塩味の利いたチーズがシコンとハムにたっぷりとかかっていて
ものすごーく美味。
生で食べると苦みのあるシコンもグラタンにするとクセがなくなり
とても食べやすかったです。
実は、このグラタンをどうしても食べてみたかったので
事前にお店を調べ、ようやく見つけたのがこちらのビストロ。
しかし、冷静になって考えて見れば、旅行の度に何が食べたいかを
最初に考え必死になってお店を探して観光は二の次
後々思い出すのも食べ物のことばかりと、
食い意地の張り具合に我ながら情けなくなります・・・。
すっかり満足して再び観光開始。
とある街角で、鹿の角飾りをつけた馬を見かけました。
しかうま・・・逆さにすると・・・。
う~ん微妙・・・。
それはさておき、ベルギーの名物といえば
何といってもチョコレート !
街中には数えきれない程沢山の
チョコレート屋さんがありました。
どのお店も、品物・ディスプレー共に
とてもオシャレで、どこでチョコを買おうか悩んでしまいます。
ベルギーのもう一つの名物、ビールの形をしたチョコレート。
面白い !
こちらはベルギーの特産品を集めたお店のビール・コーナー。
この一角だけでなく、フロアー全体に並べられた棚に
ぎっしりとビールが並んでいました。
ベルギー・ビール、恐るべし !
船に戻る前にビールの醸造所内のバーで一休み。
最後の最後にベルギー・ビールを飲む事も出来、
ナカナカ充実した一日でした。
年末年始は殆ど洋上 ( 1 / 3 ) [クルーズ]
2015年12月29日から5日間、クルーズに行ってきました。
乗船したのはイギリスの船会社P & O のベンチュラ ( VENTURA ) という船。
イギリスのサウザンプトン港を出港した後、
ベルギーのゼーブリュッヘとオランダのアムステルダムに
寄港して、サウザンプトンに戻ります。
当日はこの時期のイギリスには珍しい快晴。
デッキに立っていると、船の真上を飛行機が気持ちよさそうに飛んでいきました。
クリスマスの後とはいえ、
船内はまだまだクリスマス・ムード一色。
吹き抜けのあるメイン・ホールには
大きなクリスマス・ツリーが飾られていました。
こんなディスプレーも。
ビスケットで出来た小さなお家がかわいい !
こちらはカラフルなクリスマス・ケーキたち。
ものすご~く甘そう・・・。
そしてその横にひっそりと置いてあった怪しい ( 失礼 ! ) 盆栽。
夕暮れ時にはデッキからこんな素敵な風景を見ることができました。
楽しいクルーズの始まり、はじまり。
夏はやっぱり暑かった! DAY 8 [クルーズ]
この日、下船してジェノヴァ空港に着いたのは朝の10時。
飛行機は15:15だったので、とりあえずチェック・インだけ済ませて、
どうしようかと空港内をうろうろしていると、
MSCの乗客専用のラウンジを発見。
そこで荷物も預かってくれるというので、
機内持ち込み用のキャリー・バックを預け
車で15分程のジェノヴァの街中に行ってみる事にしました。
ジェノヴァは、さすがに大きな街で港には大きな商業施設や水族館
街の目抜き通りには御覧のような美しい回廊がどこまでも続いていました。
こちらは、サン・ロレンツォ教会 ( Cattedrale di San Lorenzo )。
白と黒の模様が印象的です。
内部も外と同じように印象的なデザイン。
こうゆう風景がイタリアっぽいですねー!
こちらはジェノバ名物のファリナータ ( Farinata )。
ひよこ豆の粉を水で溶いて塩とオリーヴオイルを加え薄く焼いた物。
ものすごーく食べてみたかったのですが、ランチに備えてガマンガマン・・・
うーん残念 !
通りの外れにはこんな立派な門が。
ここで引き返します。
花屋さんに並んでいたキンカンの鉢植え。
ギリシャの島でキンカンのお酒を売っているのを見た事が
ありますが、イタリアではどのように使うのでしょうか ?
ただの鑑賞用かな ???
通りにはこんな電車も走っていました。
先程の通りの反対側。
こちらの回廊は少しデザインが違います。
お昼時の為か通りには車も少なく、静かです。
ランチに美味しい海鮮サラダを食べ、大満足。
さっき我慢した甲斐がありました。
全く予定していなかったジェノヴァ観光。
思わぬオマケに喜びながら空港に戻り、
無事、飛行機で帰途につきました・・・
とはならず・・・
空港に戻り、ラウンジに行くと誰もいなくて、預けた荷物もない !
人が居なくなるので、どこかに保管しておいてくれたのだろうと思っていると
ちょうどそこに係の人が帰ってきました。
荷物の件を聞くと、知らないとの事・・・がぁぁぁーん !!!
( ちなみにこのラウンジは独立していましたが、荷物置き場は共有で、
ラウンジを使う人なら誰でも出入り出来るようになっていました。 )
係の人が、誰かが間違って持って行ったのかもしれないと言って、遺失物係に
問い合わせてくれたのですが、それらしい物は届いておらず・・・。
そうこうしているうちに飛行機の時間も迫ってきたので、
空港内の警察で紛失の手続きをする事になりました。
幸い、ラウンジの係の人が同行してくれて、
イタリア語の通訳をしてくれたので、手続きはスムーズに終了。
キャリー・バックの中には、ラップ・トップと予備の古いデジカメ。
後はたいした物は入っていませんでした。
只、ロンドンに来る時に運んできた、貴重な日本の化粧品を
1週間の旅行だからという事で、新品で使い始めた物が一式入っていて、
それが丸ごとなくなったのがちょっとショックでした。
***
なぜ最後の最後にこんな目に・・・と
がっくりと肩を落としながら、専用ゲートをくぐって外に出ると、
目の前の柱の陰に見覚えのあるキャリーバックが・・・
近づいてみると・・・なんと、なんと行方不明になっていたキャリーバックだったのです !!!
確認すると、中身もそのままでした。
もう絶対に出てこないと思っていたので、驚くやら嬉しいやら・・・。
只、MSCの係の人は、今まで盗難が起こったことは一回もないけど、
よく荷物を間違えて持っていく人がいるから、私には出てくるって分かっていたわ。
と言っていました。
間違えるのは仕方ないけど、元の場所に戻して欲しいよなー。
・・・と言いたいところですが、無事に見つかったので良しとしましょう !
荷物がなくなったのは災難でしたが、MSCの係の人の
迅速な対応は素晴らしかったです。
飛行機も私達の手続きが終わるまで待っていてくれるように手配してくれたし。
又、空港内の連携もきちんとしてました。
出国手続きの窓口にも連絡がちゃんと行っていて、
パスポートを見て「荷物が出てきたって聞いたけど、大丈夫でしたか ?」
と心配してくれました。
そしてちょうど遅れていた飛行機にそのままスムーズに搭乗し、
無事に帰宅したのでした。
***
今回、たとえ専用ラウンジでも、係の人が大丈夫だから置いて行ってくださいと言っても、
大切な物は決して決して置き去りにしてはいけないという事を肝に銘じました。
***
最後に・・・イギリスはずーっと涼しいけれど、夏はやっぱり暑かった ! です。
夏はやっぱり暑かった! DAY 7 [クルーズ]
楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、
とうとう最終日になってしまいました。
悲しい・・・。
気を取り直して・・・この日の寄港地はマルセイユ ( Marseille )。
南仏にある港です。
この日はオプショナル・ツアーに参加し、マルセイユからバスで
1時間弱の場所にあるカシ ( Cassis )という町 に行きました。
バスがマルセイユの町に入るとすぐにこんなオブジェを発見・・・
調べてみると、本社がマルセイユにある
CMA CGM というコンテナ会社のものでした。
力士さんがコンテナを持ち上げるなんて、とってもユニーク !
( でも、ホントに持ち上げられそうな気もする・・・。)
カシは小さな町なので、観光バスは乗り入れ不可。
その為、途中でバスを降り、こんな可愛い
トロリーに乗り換えて町に行きます。
町に行く途中には、町の名前でもあるカシ ( Cassis ) という
品種のワインを造るワイナリーが点在していました。
ああ、寄り道したい・・・。
15分程で町に到着。
小さな入り江沿いに、建ち並ぶカラフルなカフェ。
どのお店も、のんびりと午後を過ごす人で混雑していました。
いかにも南仏という雰囲気のこじんまりとしたリゾートです。
入り江の先にあるビーチには
海水浴を楽しむ人たちのカラフルなパラソルがたくさん。
ビーチの奥の小さな公園にあったメリーゴーランド。
ちょっと古めかしい感じがなんともいい味を出しています。
入り江を囲む丘の上にお城が建っていました。
見学できるのかどうか、インフォメーションの人に聞くと、
個人所有で公開されていませんと言われました。
このお城が個人の物 !?
うーん、何ともうらやましい !!!
センスのいい雑貨屋さんや、おいしそうなお菓子を並べた
お菓子屋さんが並ぶ通り。
短い通りですが、きょろきょろしながら色んなお店に入るので、
通り抜けるのに時間が掛ります・・・。
花屋さんで売っていた小さなオリーブの木。
この木も時間が経つとフォロ・ロマーノで見た
オリーブの樹のように大きく育つんでしょうか ???
喉が渇いたので、カフェで休憩。
冷たいビールがするすると
喉に吸い込まれて行きます。
あー美味しい !
そろそろ船に戻る時間です。
帰りたくないけど、仕方ないですね・・・。
夏はやっぱり暑かった! DAY 6 [クルーズ]
この日の寄港地はバレンシア ( Valencia )。
スペインの港で、名前の通り、オレンジが特産品です。
この日は、9:30入港で14:30にはもう出港だったので、
入港と同時に急いで下船しました。
最初に町の中心にあるカテドラル・デ・バレンシア ( Cathedral de Valencia ) に行き、
教会内にある、ミゲレテの塔 ( Torre del Miguelete ) に上ってみます。
ちなみにMigueleteという単語を辞書で調べてみると、地方警察と出てきました。
どうやら昔、警察が見張りに使っていたようです。
螺旋階段を上がり、塔の一番上に出ると、360度の視界が広がっていました・・・
が、残念ながら塔の高さが余りないので、見晴らしは今一つ。
続いて訪れたのは、中央市場 ( Mercado Central )。
ご覧の通りかなり広い市場で、地元の人たちと観光客でごったがえしていました。
カラフルなフルーツ。
美味しそう !
生ハムやチョリソーを売るお店。
に、吊るされた生ハムたち・・・。
こうして一列に並んでいると、ものすごーく迫力があります。
魚屋さんだけワン・ブロックにかたまっていました。
とても衛生的で、並べられているお魚もみんな新鮮で美味しそう。
沢山種類があったエビ。
色鮮やかです。
お魚もまるごと一匹。
顔がちょっとコワイ・・・。
あ、巻貝がたくさん売ってる !
・・・と思ったらカタツムリでした。
キャー !
美味しい生ハムを試食させてくれたおじさんのお店で生ハムを買い、
後ろ髪を引かれつつ、楽しい市場を後にします。
町で見かけたおまわりさん。
カッコいい !
やはりスペインではコレでしょう
・・・という事で、船に帰る前にバルで一杯。
こちらのバルはなかなかモダンで、
創作料理っぽいピンチョスが沢山並んでいました。
一通りつまんだ後、カウンターを見に行くと、新種を発見。
何と、エビフライです !
日本の洋食に影響されたのか、はたまた昔からあったのか・・・
いずれにしても美味しく頂きました。
駆け足でバレンシア観光終了。
短い時間でしたが、とても楽しかったです !
夏はやっぱり暑かった! DAY 5 [クルーズ]
この日の寄港地はパルマ・デ・マヨルカ ( Palma de Mallorca )。
スペインのマヨルカ島にある港です。
この日は入港が15:00 と
かなりゆっくり目だったので朝寝坊し、
午前中はの~んびりと過ごしました。
入港後、下船と同時にシャトルバスで町の中心へ。
バスを降りるとすぐ、真っ青な空の下に堂々とした
ものすごく迫力のある建物が目に飛び込んできました。
こちらは、アルムダイナ宮殿 ( Palau de I'Almudaina )。
10世紀頃にムーア人( アフリカ大陸から渡ってきた
イスラム教徒の人たち ) の手で要塞として建築され、
その後、紆余曲折を経て、現在ではスペイン国王の
公邸の一つになっているそうです。
宮殿の真下に行くと、ますますその大きさに
驚かされ、さっそく見学してみる事にしました。
が・・・、歩けども歩けども入口が見当たらない !
入口らしきところはあったのですが、
ぴったりと門を閉ざしていたので、
「きっと他に入口があるハズ ! 」 ・・・と歩き続け、
とうとう一周してしまいました。
8月だったので、ひょっとしたら
ロイヤル・ファミリーが滞在されていたのかもしれません・・・。
残念でしたが、代わりにお隣りにあった
これまたものすごーく立派な教会に入りました。
こちらはカテドラル ・デ・マヨルカ( Catedral de Mallorca )。
元々この場所にあった教会の内部を
1904年から10年掛けてガウディが改装したもの。
正面の祭壇の向かって右側にある礼拝堂。
一番ガウディっぽいデザインです。
本当はファサード ( 建物表側の正面 )
も改装する予定だったらしいのですが、
金額の面で折り合いがつかず、
ガウディはこの仕事から降りてしまったそうです。
もしファサードもガウディが手掛けていたら
それはそれは個性的な外観になっていたでしょうね !
ひんやりしていた教会内から再び焼けつくような暑さの通りへ。
昨日の車の日よけに続き、とあるお店の
ショーウインドーに飾ってあったキティちゃん。
隣にスペインの有名陶器店、リヤドロの人形に
似た感じの物が飾ってあったので、
ひょっとして・・・と帰ってから調べてみると、
リヤドロの関連会社のNAO という会社の物でした。
今やワールドワイドなキティちゃん。
恐るべし !
観光地らしく、町中にはこんなカワイイ馬車が走っていました。
余りの暑さに馬が疲れているように見えるのは
気のせい・・・ ???
カラフルで素敵なグロッサリーの軒先。
店構えにつられて、ついつい中に入ってしまいました。
( でも、結局何も買わなかった・・・。ゴメンナサイ ! )
町の至る所に、こんなガウディっぽいデザインの建物がありました。
「ショッピング・センター」と書かれた地下に通じるエスカレーターを降りると・・・
そこにはさびれた ( 失礼 ! ) ショッピング・センターが・・・。
地上はご覧の通りの人混みなので、ちょっと気の毒。
町を一巡し、日も傾いてきたのでそろそろ帰ろうと歩いていると・・・
見つけてしまったのです !
通りの両側にバルやレストランが並ぶ魅惑的な小道を。
当然、帰る前に寄り道。
で、このバルに入りました。
いかにも大衆食堂という感じのこちらのお店。
カウンターの片隅では常連らしきおじさん達が、
ビール片手に楽しそうにおしゃべりをしていました。
そのうち、一番賑やかだったおじさんがお店から出て行ったので、
帰ったのかなーと思っていると、15分後位に又戻ってきて、
何事もなかったかのように再び飲み始めました。
家も近所なんでしょうか ???
さて、お会計という段になって、グラス・ワインが
一杯分レシートから抜けていたので、
店主のおじさんにその旨伝えると、「あー、いい、いい。」
といって手をひらひらとふられました。
太っ腹なのかめんどくさがりなのか、とにかくごちそうさまです・・・。
日もすっかり落ちてから船に戻りました。
今日も月がきれい。
タグ:クルーズ パルマ・デ・マヨルカ