フツーの人なのに・・・。 ( 2 / 2 )

翌日は、朝一番でレオナルド・ダ・ビンチの

最後の晩餐を見に行きました。

最後の晩餐は、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会内の壁画で、

内部にはツアー・ガイド同行でしか入る事が出来ません。

鑑賞時間は15分でイタリア語のツアーでしたが、

日本語のイヤホン・ガイドを借りて鑑賞したので、

時代背景や絵画に込められた意味などがとてもよく分かりました。

考えてみれば、一枚の絵をイヤホン・ガイド付きでこれだけじっくり

鑑賞する機会もなかなかないので、良い経験になりました。

反対側の壁面にも、最後の晩餐に

負けず劣らず素晴らしい絵が・・・。

一旦表に出て、教会の回りを散策すると、裏庭がある事を発見。

最後の晩餐だけに目を奪われがちですが、

教会自体もとても美しく素晴らしい建物です。

レンタル・サイクル置き場。

自転車のデザインがレトロっぽくてお洒落 !

街の北部にあるスフォルツァ城の前に

ミラノ・エキスポの建物が一部残っていました。

青空に真っ白なデザインが眩しい !

しかし・・なぜミラノは毎日こんなにお天気がいいんだろう・・・。

冬のイギリスからやって来ると、羨ましい限りです。

こちらがスフォルツァ城。

中が博物館になっています。

博物館は前に見たことがあるのでパスし、

堂々とした建物に囲まれた中庭を通り抜け、次へ向かいます。

こちらは下町のナヴィリオ地区。

運河沿いにお洒落なお店やレストランがずらりと並んでいます。

ミラノにはもともと、数多くの運河があったそうですが、

今ではこちらの地区に残るのみなのだそうです。

どことなく昔っぽい雰囲気だと思ってしまうのは気のせい ???

土曜日だったので、運河沿いの一部でマーケットが開かれていました。

売られているのは、古着やちょっと微妙なアンティーク ( ? ) など。

何といっても、お天気がいいので、ぶらぶら歩きが楽しいです。

さんざん歩き回り、お腹も空いたのでお昼ごはん。

食事をするお店はだいたい事前に決めている事が多いのですが、

この日は行き当たりばったりで、雰囲気の良さそうな

ピッツェリアに入ってみました。

注文したのは、ピザと( もちろん ! ) ワインと・・・

こちらの一品。

豚肉を薄切りにしてソテーした物に

アンティーチョークのソースが掛かっています。

これが、大当たりでものすごーく美味しくて感激しました。

ああ、しあわせ・・・。

続いて近くにあった市場に行ってみました。

小さな市場でしたが、中にはこんなお手軽なバルやお肉屋さん

チーズ屋さんに八百屋さんなど、一通りのお店が揃っていました。

先程食したアンティーチョークも・・・。

おしゃべりに興じていた飼い主さんの横で

寛ぎまくっていたわんちゃん。

かわいい !

ミラノ市内を縦横無尽に走っていたトラム。

相当古い物だと思われますが、周りに古い物が多すぎて

あまり目立っていなかった気の毒な遺跡。

こちらはブレラ美術館。

とりあえず中庭のみ見学して・・・

美術館の回りを散策します。

この辺りは、細い路地に石畳の小道が続く

とても雰囲気のいい地区で、

素敵なお店やレストランが沢山あります。

なぜか、「新宿の母」のような占い師の女性が沢山いて、

コンニチハなどと陽気に声を掛けてくる人も。

う～ん、見てもらったら面白かったかも・・・。

とても可愛らしいレストランのディスプレイ。

夜は街の中心に戻りミラノ名物のオーソブッコ ( 子牛のすね肉のシチュー ) と・・・

ミラノ風カツレツを頂きました。

どちらもご覧の通り、ものすごーい量なので、

食後は苦しくて死にそうに・・・。

デザートはとても無理だったので、カプチーノを頼むと

こんな可愛らしい顔付きで出してくれました。

＊＊＊

翌日は早くも最終日。

写真は、ホテルの部屋に置いてあったコーヒー・カップ。

カップのみならず、お砂糖までおしゃれ・・・。

折角なので、帰る前にドゥオーモの内部を見学。

日曜日の朝だったので、ミサの真っ最中でした。

＊＊＊

この後、ホテルで荷物をピックアップし空港に向かいました。

ミラノでは辺りを歩いているフツーの人達の有り得ない程のセンスの良さに

さすがファッションの街だな～と感心する事しきり。

同じイタリアでもミラノは特別なようです。

影響され、私もつい個性的な色の手袋を買ってしまいましたが

まだ使っていません・・・。

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