芸術の秋 ! ・・・だけど・・・。 ( DAY 2 ) [旅]
翌日は日帰りで世界遺産の町
トレド ( Toledo ) に出掛けました。
マドリッドからトレドまでは特急で30分程。
トレドの駅舎はイスラム風のとても趣のある建物。
駅から10分程歩くと、小高い丘の上に
トレドの町が見えてきました。
橋を渡り、立派な門をくぐり、
町へ続く石畳の道をひたすら登って行きます。
程なく町の中心部に到着。
町の真ん中にある大聖堂 ( Catedral )。
残念ながら結婚式の為中には入れませんでしたが、
お祝いだから仕方ないか~。
代わりに、サント・トメ ( Iglesia de Santo Tome ) 教会で
有名な、エル・グレコの「オルガス伯爵の埋葬」
( Entierro del Conde de Orgaz ) を鑑賞。
町中をぶらぶらしていると、ちょくちょく目についた、
トレドの特産品ダマスキナード ( Damasquinado ) のお店。
ダマスキナードは金銀の象嵌細工品で、
写真中央の鉄の台に置かれているような
鋼板に模様を彫り、その上に糸状の金や
銀を置いて叩いて色を付けて行きます。
金や銀を使うので、どれも本当に色鮮やかで
しかも細工が細かい !
こちらのお店では、お店の片隅に作業台が置いてあって、
職人さん自らが、いろいろな作品について説明してくれました。
最後に、とっても気に入ったトレドの紋章の
小さな象嵌細工を購入。
一から手作業で作っているとは信じられない位の
良心的なお値段でした・・・。
もうひとつ、町中で良く見かけたのが
マサパン ( Mazapan ) というお菓子を売るお店。
試しに買ってみました。
見かけはなんだか地味ですが、
コレが日本のひよこ饅頭みたいな味で美味でした。
歩き疲れたので、バルを探していると
前方にいい感じのお店が・・・。
で、当然入店し一休み。
こちらで注文したのは ( こちらも当然 ) 赤ワインと、
トレド名物のカルカムサ ( Carcamusas )。
ポークやチョリソーなどをトマトソースで煮込んだ
スペイン版シチューです。
軽くつまむ積りで
タパスとして一皿注文したら、
ものすごーい量が出てきて、
これだけでお腹一杯になってしまいました。
でも、おいしかった・・・。
町を一周して帰途につき
無事にマドリッドに帰着。
トレド行きの特急が出るアトーチャ駅
( Estacion de Atocha ) は
駅舎の真ん中に熱帯植物が植えられていて
植物園の様になっています。
上から見るとなかなか壮観。
熱帯植物の下では、「癒しフェアー」のような
イベントを開催中。
「オーラ診断」や「タロット占い」など日本でも
おなじみのお店が沢山出ていました。
一旦ホテルに戻って休憩 ( この日も又昼寝 ) し、
夕方に街の中心にあるマヨール広場
( Plaza Mayor ) に行ってみました。
広場をぐるりと囲むロの字型の建物は
一階が店舗で上階にはフツーに人が住んでいて、
一階の殆どはレストラン。
それぞれのレストランが広場にテーブルを
出していてとても賑やかな雰囲気です。
外のテーブルでワインを飲みたいところですがスルーし・・・
世界最古のレストランと言われている ( 言っている ? )
ボティン ( Botin ) の前を通り過ぎ・・・
向かったのはこちら、
マッシュルーム料理の専門店、
メゾン・デル・チャンピニョン ( Meson del Champiñón )。
注文したのはお店の看板料理、
マッシュルームの鉄板焼き
( Champiñón a la Plancha )。
マッシュルームにチョリソーを入れて
味付けし、鉄板でアツアツに焼いただけの
シンプルなお料理ですが、
ものすごーく美味。
最初一皿注文して、あまりの美味しさに
ワインと共にもう一皿
追加で注文してしまいました・・・。
続いて向かったのが、エビ料理専門のバル
ラ・カサ・デル・アブエロ ( La Casa del Abuelo )。
立ち飲み専門のなかなか味のある店内。
注文したのは、最近日本でも良く見かける
小エビのアヒージョ ( Gambas al Ajillo )。
塩分の強いパンチの効いた味で、
白ワインにピッタリ。
どうしてスペインにはこんな美味しいものばかりあるんだろう・・・。
お店を出て、大通りに向かうと
土曜の夜という事もあり
ご覧の通りのものすごい人出。
先程立ち寄ったマヨール広場も
人が溢れていました。
レストラン通りにも大勢の人が・・・。
結局、ホテルに帰る積りが、
この日もまた、楽しそうな人々につられて、
もう一軒バルに寄ってから
ホテルに帰ったのでした・・・。
2015-10-07 04:30
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